ブランドの創り方@アパレル業界 | 売れる仕組み=マーケティング研究所所長 関西学院 准教授 理央 周(めぐる)

ブランドの創り方@アパレル業界

イオンが、20代向けの衣料として、
PB=プライベート・ブランド トップバリュで展開するらしい。



マーケティング エヴァンジェリスト 理央 周のBusinessJIN宣言!!-ion PB

第一弾は、フリース素材の
“SLIM FIT(スリムフィット) パーカー”。
価格は、\1,980。


今まで3-50代だった顧客の中心層に、

イオンが“苦手”とする20代の顧客層を加えたいとのこと。


20代が読む雑誌の読者モデルが、

“着たい”と言った服のアイディアを集めて開発した、

デザインで計12色を出す。


う~ん、どうなのかなって感じ。


きっとH&M、ZARA、Forever21など、
ファスト・ファッションの台頭を意識してのことだと思う。


まず、ちょっと調べたけどブランド名が無い。
というか、きっとトップ・バリュなのかなと思う。


PBだからブランド名をつけないのかはっきりしないけど、
覚えることができないし、
今後イメージがわかないからクチコミとかで広がりづらい。


次に開発のし方なんだけど、
読者モデルの意見を参考にしたらしい。
この辺も中途半端なリサーチっぽい。


で、何が言いたいかというと、
アパレル小売り業界の中で、


 イオンはプラットホーム型=多様な商品を仕入れて販売する業態
 H&MやZARA、ユニクロは、SPA=製造・販売一体型
って分けられる。


やはり、SPAタイプの業態のほうがこの辺に関して一日の長があるようで、
商品開発、ブランドの構築、価格設定なんかで勝っている。


小売で非常に大事なのは商品開発。
コンセプトがはっきりしていて、
狙った層の一歩先を提案するような商品の開発が必須になる。
この点は、どうしてもSPAに軍配が上がりがち。


GMSのようなプラットホーム型は、
この点をどう解消していくかが急務になる。


複数の仕入れ先からマーチャンダイジングするので、
仕入れ担当者=MDの“目”と“鼻”が勝負。



これからこのイオンのPBがどうなるのか、
ちょっとチェックしてみたいと思う。



マーケティング エヴァンジェリスト(伝道師)
理央 周(めぐる)


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