アマゾンの正体とは? | 売れる仕組み=マーケティング研究所所長 関西学院 准教授 理央 周(めぐる)

アマゾンの正体とは?

東洋経済のこの特集、


アマゾンの正体
知られざる出版革命


週刊 東洋経済 2009年 8/29号 [雑誌]
¥690
Amazon.co.jp

アマゾンの本質をけっこうおさえてるっていう意味で、
非常に力の入った特集だと思った。


クラウドへの力の入れ方や、電子ブック キンドルのこと、
(昨日 WBSで電子ブックの特集をしてた)
ここらへんのことは、まあ経済誌にありがちな論調だけど、
ふむふむ,すごいなと感じたのは、

アマゾンの理念の浸透具合のことと、
自由な企業の社風=Corporate Cultureの背景を、
的確に捉えていると思った。


ボクは短い間、しかも日本上陸直後に在籍したんだけど、
この間、創業者のジェフ・ベゾスによる経営理念は2点だけ。
 

 □ 地球最大の最大の書店 になる ってことと
 □ 顧客中心主義=Customer Centric ってこと。


この2点だけをはっきりと覚えている。
遠く離れた日本のメンバーにも伝わるくらい、
“明確に、何度も”このメッセージが伝わっていたと思う。


もうひとつは、企業文化。
確かに自由な発想は結構あったと思う。

ボクは、転社経験が多いので“感覚的に”わかるんだけど、
“メの色のキラキラ具合”で、自由な発想ができるかどうかを判断できる。


不思議なもので、ベンチャー・大企業の区別ではなくって、
企業文化というか社風によって、このキラキラの度合いは異なる。
ベンチャーだから、キラキラ、
大企業だから窮屈な発想力とは限らない。


反面、アメリカ本社のコントロールがきついという点も指摘していた。
これはボクも在籍時に感じてはいたけど、
どちらがいいか分からないし、
SoftBankの孫社長のいうところの、
タイムマシン経営っていう考えも成功するので、
一概にデメリットのみではないと思う。


他にもコスト削減の社風とか、市川の物流センターの詳細な説明、
アマゾンの創業時からの歴史など、
日本の社長を含めてボクの在籍時の同僚も何人か掲載されてるし、
読み物としても面白かった。


Web2.0の代表企業だと思うので、
興味のある方は一読されることをお薦めします。



マーケティング エヴァンジェリスト(伝道師)
理央 周(めぐる)


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