『ニモ』絶滅危機に 映画人気があだ

 

 

 

 

【ロンドン26日時事】英カンブリア大学のビリー・シンクレア教授はこのほど、ディズニーのアニメ映画「ファインディング・ニモ」の主役として取り上げられた熱帯魚カクレクマノミが絶滅の危機にひんしているとの研究報告をまとめた。
 映画人気によるペット需要の高まりや、地球温暖化に伴うサンゴ礁の白化現象が原因。海中の生態系を描き、自然の大切さを子供に伝えるはずの映画が皮肉にも深刻な自然破壊を招いている。
 同教授によると、オーストラリアで行われた調査では、1つの群れの平均個体数が25匹から6匹に激減。繁殖の維持が難しくなっているという。 

 

 

 

 

 

 

何ともショッキングなニュースでした。

 

 

我が家もニモ・・・カクレクマノミを飼っているので人事ではないのですニモ 

 

 

以前、熱帯魚を照明もあてずに飼っている・・・

 

金魚とおなじように真水で飼ってすぐに死なせてしまった・・・などという話も聞きました。

この絶滅の危機にさらされているクマノミたちを、尊い命を守っていきたい・・・

そんな思いから、私の体験談を書き留めました。ご参考になれば幸いです。

 

 

カクレクマノミに限らず、熱帯魚をこれから飼いたい、飼おうかなと考えている方へ。

 

 

 

熱帯魚のお世話は非常に大変で、お金がかかります。

 

 

 

明細があるものをザッと計算しただけでも、489,584円です。

 

(2004年10月-2008年6月現在で)

 

 

他にも電気代・水道代や買い換えた照明代などが別途かかっています。

 

 

 

どうか、かわいい・・・という一時的な考えでの購入はやめてください。

 

 

 

我が家は、主人のいとこが飼っていたのがきっかけで飼い始めました。

 

最初は、いとこに頂いた40センチの水槽でした。

 

 

でも残念なことに、この40センチの水槽では飼うのに限界があるのです。

 

魚は自分たちの住み分けがあるので、水槽が小さくては縄張りがもてません。

飼えてせいぜいこの大きさでは3匹くらいでしょうか?

(本を読むとオーバーフロー水槽60センチでカクレクマノミ3-5匹と書いてあります)

 

 

魚たちは狭い水槽の中ですとストレスがたまるのです。

 

 

 

まずお店から移動させて今まで住んでいた水槽から新たな環境に変えるという行為だけで

 

小さな体にはストレスがかかるのです。

 

 

水質に慣れるまでの10日間がまず第一関門なのです。

 

 

 

結論から言うと我が家も40センチ右矢印60センチ右矢印90センチと水槽を大きくしましたが、

 

最初から60センチくらいの水槽で準備されたほうがよいかと思います。

何度も買い換えるよりかお金も安く済みます。

 

 

ちなみに90センチの水槽で我が家はMAXで13匹飼育していました。

 

他にもライブロック、珊瑚やきのこ、海草やヤドカリ、シッタカ、ウニなどもいます。

 

 

あと、私たちも最初は失敗したのですが、魚の選び方・・・。

 

ついつい自分の好みでわからないうちは、選んでしまうのですが、これが失敗のもと。

人間同士でも相性があるように、当然魚同士でも相性があるのです。

同種は喧嘩をしやすいとか、飼育容器の制限や、飼育の難易度もあります。

 

 

最初は私たちも当然器量がいい子を選んでいたのですが、何度か失敗しているうちに

 

学習したのです。まず気に入った魚を見つけたら、餌食いの様子を見せてもらうのです。

これは店員さんに試してもらいます。

餌をやってどれくらい関心があるか・・・。餌食いがいい魚はよく食べるので当然元気なのです。

逆に食が細い魚は、環境が変わると慣れるまでにストレスでやせたり、他の魚と一緒に餌が食べれずに

死んでしまったりします。

 

 

ショップでは、病気を持った魚もよく売っています。白点病などはよく見れば見つけられるので

 

そういう魚は買ってはいけません。犬や猫のように病院に連れていける動物ではないので

病気になってしまった魚はほとんどは死んでしまいます。

淡水浴をさせる方法もありますが、これはかなり魚にダメージを与えてしまうので極力やらないほうが

いいと思います。病気になったり様子がおかしいのは、水槽をまめにチェックしていればわかります。

もし、弱った魚がいた場合は隔離して様子をみます。

そのままにしておくと、他の魚がいじめたりして死んでしまうケースも少なくありません。

 

 

急に餌を食べなくなった、泳ぎ方がおかしい、泳がなくなった・・・これが魚たちのSOSです。

 

 

 

カリフラワー状のコブなどができたときもありましたが、これも病気です。

 

爪でひっかいて取ってあげると治りやすいようです。(ショップの方に聞きました)

我が家のニモもそれで治りました。

イソギンチャクなどに体をこすり、いつのまにか取れていたということもありました。

 

 

病気だけではなく、温度管理も重要です。

 

特に夏はクーラーが必需品です。冬は逆にヒーターが必要です。

我が家では両方対応出来るものを設置、自動で温度調節できるようにしています。

 

 

GWくらいに急に暑くなったりするので、クーラーは夏前には準備が必要だと思います。

 

 

 

水替えは週1ペースでバケツ2杯分変えます。

 

海水魚ですから、当然塩も必要です。濃度計で図りますが、我が家では大体バケツ1杯に対して大さじ15杯くらいでしょうか・・・。そのときに水槽についたコケや汚れも掃除します。

 

 

90センチの水槽ですと、それぞれの縄張りも確保出来、消灯したときには、皆自分の寝床に帰っていきます。

 

みんな自分のおうちが確保できます。

 

 

 

 

照明は最初は蛍光灯からスタートしましたが、今はメタルハライドランプを使っています。

 

 

魚には蛍光灯でも対応はある程度可能なのですが、珊瑚やきのこにはかなりの照度が必要になるために

メタハラで対応しています。

ランプ寿命は1ー2年でしょうか?段々暗くなっていきますし、あくまでも平均寿命なのでそれより早く

切れてしまったり、真夏に温度が上がりすぎて、トランスが壊れてしまい、急にライトが切れてしまったり

なんてことも何度かあります。余裕があればライトも予備があると便利です。

というのは、我が家は帰省の為に家を数日あけている時と旅行に行っている間に2回もライトが故障し

大変なことになったことがあるからです。

修理も1ヶ月は平気でかかりますし、ランプも通常の電気屋さんでは買えません。

同じメタハラでも水槽用なので、電気屋さんのものでは対応できないのです。

メタハラのランプですが1万円弱くらいです。予備があれば安心です。

 

 

 

 

水槽が安定し、水替えもこまめにやって、順調に育てば、熱帯魚は本当にかわいい家族です。

 

 

餌も犬や猫ほどは食べませんので、毎月の餌代はほとんどかかりません。

我が家では自動で昼の2時半くらいに出るようにしています。夜は19時前後に手動であげます。

週に2回冷凍のプランクトンもあげます。それ以外は粒状の物とフレーク状の物を2種あげています。

照明は昼2時に自動点灯し、夜10時半には消えるようにしています。

夜は水槽の上から新聞をかけ、その上から布をかぶせて寝せています。

ライトが消えると自分の寝床に帰っていく姿もなかなかかわいいものです。

 

 

なついて来ると、呼べば加速して泳いで自分のところにも来ますし本当にかわいいです。

 

私たちが留守をして顔をしばらく見せなかった時は機嫌が悪く怒って水槽をつついたりもしますし、

魚同士で喧嘩をして、しょんぼりしたり、餌の時は大喜びで喜怒哀楽もちゃんとあります。

 

 

 

 

小さな体で一生懸命生きている魚たちを、飼われる方は大切に育ててあげてください。

 

 

どうか、かわいい・・・という一時的な考えでの購入はやめてください。

 

 

どうか絶滅危機から逃れられますように・・・。

 

いつまでもこの愛くるしい生物がみなさんに可愛がられますように・・・。

 

 

ニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモニモ

 

 

 

 

(写真はクリックで大きくなります)

 

 

最近のニモたちですクマノミ

ハタゴイソギンチャクがいなくなってからは、このきのこの中で寝ています。

 

 


ニモの大好きだった、今は亡きハタゴイソギンチャク(ベトナム産)

 

 

 

 

 


 

 

埋もれたり、隠れたり、体こすったり・・・。



余談ですが、カクレクマノミはフィリピン産や石垣島産などいろんな国の物があります。

養殖のものもあります。

金額の相場は、外国産で1200-1500円、国産で2500円位です。

我が家も初代はフィリピン産でしたが、今は石垣島産のものを飼っています。

国産の方が高いですが、丈夫みたいです。

色が外国産は濃いみかん色、国産は赤みの強いオレンジが多いようです。

 

 

 

 

これは、あくまで我が家の飼育体験から得た意見ですので、ご参考までに・・・。

 

 

間違った情報が含まれているかもしれませんので、その点はご了承くださいませ。

(我が家はオーバーフロー水槽ベルリン式90センチ水槽になります)

 

大変長くなってしまって申し訳ございません・・・。

最後まで読んでくださった方・・・本当にありがとうございました

(人-)謝謝(-人)謝謝