足踏み | 考えすぎ

足踏み

いったい、自分は何をやっているのだろう。
今、毎日が不満だらけだ。
周囲に対する不満ではなくて、自分に対する不満。


今の僕の生き方は、何もかもが中途半端だ。
そのくせ、相手のことになると、
「中途半端は嫌いだ」と、鋭く言い放つ。
こんな自分は、いったい何様のつもりなのか。


これが、僕らしさなのだろうか。
いつも中途半端。
今までも中途半端。そして、これからも中途半端。
それでも、この中途半端から抜け出そうと、何度か、新しいことを始めてみたりもした。
が、その努力もまた中途半端で、決して長くは続かなかった。




続いたことと言えば、
自分の気持ちや考えを書いて、残しておくことくらいだ。
これを始めてから、もう5年以上が経つ。
2年半前からは、それをウェブ上で公開するようになった。


僕が書いたものを読み、そこから何かを感じ取ってくれた人たちもいる。
その人たちの中の何人かは、再び元気を取り戻して、
自分の道に戻っていった。


僕は、その人たちを見送りながら、
相変わらず、この中途半端な場所で足踏みを続けている。
進んで行ける人がちゃんと進んで行くためには、きっと僕のような役回りの人間も必要なのだ、
ということを、自分に言い聞かせつつ。
言い聞かせつつも、僕は不安でたまらない。