『怪獣と悪魔』 | 考えすぎ

『怪獣と悪魔』

『ダムの決壊』《詩》 に、『怪獣と悪魔』という詩を掲載しました。
この詩で伝えたかったこと。
それは、この詩に登場する怪獣と悪魔それぞれの悲しみです。


怪獣と悪魔は、巨大な影響力を持っています。
しかし、この力をうまくコントロールできない怪獣と悪魔は、
自分にとって大切なものを、次々と破壊してしまいます。
大切であればあるほど。
そして、触れようとすればするほど。


怪獣と悪魔は、皆から恐れられるのはもちろんのこと、
自分でも、
その影響力(破壊力)の大きさが恐ろしくて仕方がありません。


大切なものにそっと触れようとしただけなのに、力が強すぎて潰してしまう。
そんな自分が、悲しくて仕方がありません。
この怪獣と悪魔は、
「大切なものを大切にする」
という当たり前のことすらできない、とても惨めで孤独な存在なのです。