4月30日の福島民友新聞さんに宍戸の記事が出ています。

住宅取得とライフプランについての取材協力です

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金利が上がるの?

消費税が上がるの?

と、よく聞かれています。

私個人もただいま住宅購入を検討中なので、徹底的に歩いて取材協力した記事でした。

気になるのは、実は消費税より資材関連の値上げ、そして数年後には空き家が増えるという現状、そして世界情勢が不安定な中、どんな住宅ローンを選択して、どんな立地で、どんな住宅を選ぶかが老後の資金計画の分かれ目になります。

安易に住宅を購入する前に考えてほしいのが、本当に住宅が必要なのかということ。

シニア世代の家計相談をすると、持ち家ローン完済組が圧倒的に有利です。

土地、住宅ともに自己名義です(借地権ではなく)。

そう考えると、地方では賃貸やマンション所有より、土地のある住宅が有利です。建物も年を取るからね。

 

住宅購入を決めたら次に出てくるのが、中古or新築です。

中古物件の方が初期投資が低いように感じますが、実は給水管など水回りが早めにメンテナンスが必要になる、また省エネを考えて窓を複層ガラスにしようと思っても壁からリフォームが必要になったりと、新築並み(場合によってはそれ以上に)費用がかかる場合があります。

 

次に立地です。

幹線道路の近く、駅近は値段が高いです。

まれに、大手のメーカー様の建売住宅でちょっと安めの物件が出ることがあります。

大手のメーカーさんが土地を買い占めている場合がありますが、住宅用地を切っていくとどうしても変な形の土地が出てくるそうで、その場合は建売にして低めの価格で売りに出ます。

私が見たのは、がけ側の面に沿ったM字の土地でした。

 

ここで住宅を見て歩くと要望が出てきます。

・利便性がいい土地がいい

・しかも新築がいい

・そして広い家が良い

・日当たりも欲しい

・駐車場も欲しい

これらの条件を満たすと例外なく価格が高いです。

・価格は自分たちが無理なく払える金額がいい

 

あるわけないです・・・

 

しかし無理をして住宅を手放すことになったら元も子もありません。

そこで、まず自分宅が無理なく購入できる住宅価格をFPにシミュレーションしてもらいましょう。

そしてその価格を頭の隅に考えながら、住宅の要望に優先順位をつけます。

すると必ず、妥協点が見つかります。

 

その時に「もう数百万借りれば、もっと良い家が手に入る」という考えが頭をさまよいますが、悪魔のささやきだと思いましょう。

立派な家があってもお金がなければ、家族生活はギスギスして楽しめませんからね。