私はネットでは自分を偽らないようにしている。
何も道徳心が高いからではなく、その方が「得」だと思っているからだ。

ネカマという奴が昔からいる。
インターネットが普及した初期からいる。
男なのに女のふりをする奴である。

しかしネカマをしている事をリアルな知り合いにバレたらどうだろうか?
「馬鹿か、こいつ」となりかねない。

ネット社会で言えることは

ネットと現実での差をなるべく小さくしておくべき

なのである。
この差が大きければ大きいほど「なんだ、あいつ」となりかねない。

だから私はネットでは自分に事を嘘偽りなく書いているつもりである。
別に性別を偽ったりしない。
1979年生まれの薄髪おじさんである。




何もイケメンのフリなんぞしない。
絶対にしない。
学歴も

97年埼玉県立春日部高校卒業

受験全滅で駿台予備校に通いながら浪人

98年中央大学法学部法律学科入学・02年卒業

と過去にちゃんと書いている。
これが高学歴なのか低学歴なのか並なのかは読む人が決めればいい。

02年に出先機関に採用されたが内定をもらったのが採用直前(大学4年生の1月末)というブザマなことも過去にちゃんと書いている。
行政書士免許と社会保険労務士免許を持っていることもちゃんと書いている。
主任止まりで出世コースから外れていることもちゃんと書いている。
潰瘍性大腸炎という難病持ちであることもちゃんと書いている。

要は「ネットと現実社会での差をなるべく小さくしようとしておく」ということは大事なことなのである。
変にネットでより良く見せようとしてはいけない。

否。
現実社会の中でも周りの認識と現実の差が大きいとまずいことになる。
10月12日放送の「しくじり先生」にて新山千春(にいやまちはる)さんが登場しておられた。
「まれにみるバカブログ」記事を書いたことにより鬼女(既婚女性)を敵に回しまくり炎上したとのこと。

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出演者に指摘されていたのは「司会などちゃんとしている風に見えたのが問題だった」とのこと。
「菊地亜美さんや鈴木奈々さんなら問題にならなかった」という意見もあった。
新山千春さんが問題になったのはテレビと現実のギャップである。

佐々淳行氏の「私を通り過ぎた政治家たち」という本を読んでいると佐々氏が経験した空襲の経験を書いてある。

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近所の果物屋のオヤジが防空団長として威張っていた。
こっちのことを「非国民」呼ばわりしていた。
いざ空襲が始まると佐々氏の父親が的確な指示をしているのに、その防空団長は自分の家財を抱えて逃げまわっていた。
あれだけ威張っていたのに化けの皮がはがれたのだ。
そうしたら「お坊ちゃま」と言ってきたり「先生、また今晩も指揮してください」と持ち上げたりする。
手のひら返し極まりない。
自分の家族の話なので持ち上げている部分もあるのかもしれないが、こういう防空団長みたいな輩はいる。

そしてそういう輩ほど手のひら返しがあからさまで早い(苦笑)

この本とは関係ないが、5・15事件で暗殺された犬養毅(いぬかいつよし)首相。
その家族や子孫は大変ないじめられたそうだ。
殺された側なのに国賊扱い。(そもそも昭和天皇に任命されて総理になっていたのにである)
殺した側に同情集まりまくり。
しかし戦後になると犬養毅は政党政治の鏡みたいな評価をされる。
そうなると今までいじめてきた人たちほど擦り寄ってきたそうだ。

これが「威張っている人間」の性質である。
よく覚えておいたほうがいい。

話がそれた。
元に戻そう。

大事なことは「化けの皮を作らない」ことである。
化けの皮がなければ化けの皮がはがれない。
化けの皮がはがれると大惨事である。
「信用」を失う。
「なんだ、あいつは!」となる。
化けの皮を作らないとは現実と周りの認識とのギャップをできるだけ小さくしておくということだ。
カッコつけない、できるふりをしない、ということだ。
実は「威張っている」のも化けの皮を作っているだけだ。
中身が空っぽだから威張るのである。

いい年になって化けの皮に覆われているとあとははがれて信用を大きく失うだけとなってしまう。
若い人は気をつけたほうがいい。

記事は以上です。
末端公務員の妄想記事を読んでくれてありが㌧。
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