3月1日放送の「プロフェッショナル 仕事の流儀 」。今回のプロフェッショナルはシリコンバレーのハイテクベンチャーの中枢にいる渡辺誠一郎氏。



シリコンバレーの世界はベンチャー企業が1万社生まれ、その同じ数だけ消えていくと言われる世界。

そんな世界で「面白いと思える部分があるんであれば続ける」と言い第一線で活躍する渡辺誠一郎氏はまさしくシリコンバレーのサムライ。


渡辺氏の会社は完全なフレックス制だが、渡辺氏は9時には出勤する。

世界中から集まった70人の社員がいてデジタルカメラの半導体の開発をしている。

経営者は投資家が薦めた人を社長として雇っている。



シリコンバレーで生きている渡辺氏。

常に面白いアイデアが必要とされる世界で生きる渡辺氏は「決め付けは最大の敵」と言います。

何か問題が起きているときはいろんな発想を本人にもできるように頭をマッサージすることが絶対必要でかなり馬鹿げた提案も必ずするようにしているそうです。



直接的に渡辺氏の事例とはずれてしまいますが、「決め付け」は物事を柔軟に動かす最大の敵になるのは事実だと思います。

最も安易な決め付けは人間に対する決めつけではないでしょうか?

あいつはこうだ。私はこうだ。そうやって人間にレッテルを貼ってしまうのはものすごく楽です。

しかし、人間は多様な要素が複雑に交差して出来上がっているので、そう簡単に決め付けることができません。

この場面ではAの要素が強い行動を取るけど別の場面ではBの要素が強い行動を取る。

こういったことが往々にして起こります。

また、同じ場面でもその時の気分によって違う行動を取ります。

この点は人間の厄介な点でもありながら、面白い面であると思います。



さて話がそれてしまいましたので元に戻します。

画期的な技術を開発しても安住できないシリコンバレーの世界。

生き残るためにはネットワーク作りが不可欠。

相手の出方を探り、メリットがあると思えば、ビジネスに踏み出す。

人材が集まるシリコンバレー。

ネットワーク作りが企業の行方を左右する。

毎月、パーティを開き、会社外の人も呼んで、手打ち蕎麦をもてなす。

ベンチャー企業の成否はは人材で決まる。

どのような人を引き込むか?この点について1つの考えがある。



・破壊分子こそ、宝


「どんどん勝手なことをやりがちな人はマイナスもあるけど、破壊的創造をやる役割もある」と渡辺氏は言います。

破壊分子からいかにして独創的な発想を引き出すか?



・とがった部分をさらに尖らせる


破天荒の良さを知っている渡辺氏。破壊分子と期待している社員が出した現実性の低いアイデアだが「面白い」と褒めた。

誰も理解できない発想こそ、革新的な技術を生み出すから。




公務員の世界ではとがった部分をなくさせようと言う暗黙の力が大きいような気がします。

私なんて奇人変人ですので直属の上司に非公式の席ですが「この組織にずっといるのならもうちょっと基幹幹部に素直になった方が良いのではないか?」と言われたことがあります。

それは、悪意ではなく善意から出た発言(心配してくれた)なのですが、やっぱり基幹幹部としては奇人変人は扱いづらく、困った存在であることは間違いないようです。

私の事が相当基幹幹部の間で問題になったのでしょうか?

そういえばその後、人事異動に・・・左遷でしょうか?

出世に興味がないので全く気にしていませんけど!左遷も左遷だと思わなければ左遷ではありません!主観の問題ですから!!!


<続く>