デジタル化をどう思うかについては「新しいメディアが出てくるたびに焦ります。私はフイルムが好きですが、アン・リー監督には君は3D向きだと言われました。3Dはアクション映画より

あなたの作るような芸術映画に向いてるって」そして最後の作品になるかどうかについては、「もう10本撮ったので、ほどほどというところでしょうか。私は黒沢明監督が、高齢に

なるまで撮り続けることが出来たことを、うらやましいと思っています。もし、11本めがあるとしたら、私が元気で、やりたいようにやれているんだな、いい人生を送っているんだなと思っ

てください。映画づくりは、神様から与えられた宿題だと思ってきたので」配給先が決まり、ほっとしたような、やりきったような表情のツァイさんでしたが、まだまだ余力もありそうです。

黒沢明が長いこと撮り続けた人、というのはほんとですね。(おわり)

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