2009年の本橋誠一さんの映画「バオバブの記憶」にちょっと寄り道します。アフリカ、セネガルの村で12歳の少年と家族、村の人々を撮影したさこのドキュメンタリ

ーの公開で大阪に来られた時は、うってかわってメチャメチャお元気そうになっておられました。「ナミィと唄えば」の時はスケジュールがよっぽどきつかったのでしょう。村のバオバブが

道路工事のために伐採される時は、祈祷師が祈りを捧げるといった風習がまだ残っているところで、豊かさって何だろうなと問いかけてくる作品で、各種メディアに取り上げられました。

asahi.com の記事が面白いので参照してください。村に滞在しているとアフリカ独特のというか、その村独自の風習が見えてくるのですが、それに対して本橋さんはあまり白黒つけないんで

すね。理解できないことでも、何か理屈があってそうなっていると一定の距離を置いて観察しておられるのが印象的でした。国境を越えていろんなところへ飛んで行かれる人なんだけれども、

行った先の、他人の家ではご自分の理屈を振り回さずに、ひたすら謙虚に観察しておられるんだなと思ったのを覚えています。それは凄く忍耐のいることじゃないのかなと。その、本橋さんが

「君は才能がある」と言ったのが纐纈あやさんなのです。

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