何で8年も前の「ナミィと唄えば」に戻るのかと言うと、やっぱり本橋さん偉いな、と感じるからです。ドキュメンタリーはたくさんありますが、取材対象の人が監督に心を開いている作品ば

かりではないんですね。もう完全に監督に背を向けてしまってる人を撮り続けている作品もけっこうあります。人を撮るっていうのは難しいことですかと聞くと、やはり、カメラに映ってない

所で交渉しないといけないし、テレビニュースのインタビュー・シーンなんかにしても、声を変えたり、顔を隠したりして関係者のコメントをとるケースがありますが、簡単に声を変えるんじ

ゃなく、生の声で顔も出して証言してもらえるように、時間をかけて交渉するべきなんだと言っておられました。もちろん、複雑な背景を持つナミィおばあさんが、とことん撮影に付き合って

くださったのは、彼女自身の懐の深さもあるでしょうけども。本橋さんがあんまり疲れた顔をしているので、ヤクルトを飲むよう、盛んにすすめてこられたそうです。(ホントにこの映画の時

の本橋さんは大丈夫かな、、、というくらい疲れて見えました。去年お会いした時の方がお元気そうだったくらいで、、、)(つづく)

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