不思議な元相場 | 武漢の歩き方

不思議な元相場

人民元の現在の相場(中国銀行)は1万円=664元、100ドル=716元。

ところが円対ドルの中値をみると1ドル=106,47円なので、なんかおか

しい・・・・。


1万円で94,1ドルということは、100ドルまで6ドル弱足りないということ

になります。640円プラスすれば100ドルになる訳ですが、10640円で

は、中国銀行の相場では706元程度となり、1ドル=716元に及びま

せん。約10元ほど差がでてしまいます。


去年の大晦日に換金した際、円相場の変動に比べて、対元レートが

あまり上がっていなかったので、これはおかしいと思って調べてみた

ら案の定でした。


ちなみに去年の大晦日の銀行レートは、1万円=624元だったのに対

し、100ドル=723元でした。当時の日本円対ドルレートは中値で112,4

円でしたので、過不足分は1240円(11ドル)となり、11240円(100ドル)

で723元になるはずが、702元にしかなりませんでした。


その差なんと20元・・・・。ふざけんなよって話です。



中国は現在通貨バスケット制を採用しているわけですが、上げ下げ

の幅を前日レートの0.5%と定めているので、円対ドルで急激な相場

変動・・・・例えば一晩で4円とか値が動いても、0.5%の枠内でしか対

元レートは動かないってことになります。


つまり、例えばアメリカがどっかの国からいきなり核攻撃を受けたと

して、ドルの価値が一週間で10%下落したとしても、対元レートは約

3.5%しか変動しないことになります。


まぁ、そういう訳が判らないところも中国らしいんですけどね(w



中国が変動相場制に移行した場合、投資家たちがこぞって元を買い

まくり、1ドル=550元とかになる可能性が高いです。そして中国に生

産拠点を構えていた多くの外資企業(内資も)は、元高によって収益

が圧迫されるため、東南アジアへと移っていくことでしょう。


そうなると、中国のGDPは60%が外資企業によるものなので、GDP

は半分近くまで落ちるということになります。


だから絶対に相場変動制とかにするなんてことは有り得ません。自

分で自分の首を絞めることになる訳ですからね。


中国経済なんてもんは、ティッシュで編んだロープの上で綱渡りをし

ているような状態ですので、遅かれ早かれ吹っ飛ぶと思ってます。5

大銀行も既に相当不良債権を抱えているらしいですし。(一説によれ

ば公式発表の3倍以上だとか・・・・)


個人的には先進国の全てが中国に対して特別関税を課せて、相場

は超元安に動くとかが最高なんですけどね。100ドル=1000元とか。

そしたらいっぱい小姐囲えるのになぁ~。



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