こんにちは、JUON事務局の須田(すだっち)です。

11/19~21に行なった「田畑の楽校お試しツアー@色川」で、
再び和歌山県那智勝浦町の色川に行ってきました!

10/1~3第1回目の様子はこちら

池袋からの夜行バスが1時間遅れ、9時頃、紀伊勝浦駅前に到着。

前回と同じく、「百姓養成塾」のさっちゃんに車で迎えに来ていただき、
一ヶ月半ぶりの色川へ音譜


色川に着くと、前回柵を立てたホダ場で、
すでに作業が始まっていましたあせる

前回お会いした、あきちゃん・こたべちゃん、
美里会(青年会)の方々3名、18日から色川に来ていたゆみちゃんと合流。

上からの侵入(サル・シカなど)を防ぐネットを張るため、
骨組みとなる丸太(周りに生えているスギ)の皮をむきました。
皮をむくことで、持ちがよくなります!

うっかり、さっちゃんの車にカメラを忘れたため写真がありません…汗



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↑お昼には、関西ヤングジュオンのみやちゃんと合流して、
名物の「めはり寿司」をつくりました。

ピリ辛の高菜で、ごはんをクルクル巻いていきます。

場所は今回宿泊する、元小学校の「籠ふるさと塾」。


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↑14時の町営バスで、京都から参加のかばちゃんも合流。

さっちゃんから色川の歴史や取り組みを聞いたあと、
実際に色川巡りに出発車


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↑色川の農産品や日用品などを売っている「色川よろず屋」に立ち寄りました。

地域のコミュニティサロンにもなっています。


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↑イノシシやサルを驚かせて追い払うロケット花火も売っていましたえっ

他にも、前回棚田の草を刈る時に使った草刈り機用のヒモなど、
まさに「よろず屋」な品揃え!


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↑その前回クローバーの種をまいた畑。早くも芽が出ていますクローバー
よく見ると、緑が濃い畑と薄い畑がありますが…あせる


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↑色川の絶景ポイント、小阪の棚田。

車で走っていると、急に視界が開けて目の前に棚田が広がり…
「うわぁ~」とテンションがあがりますドキドキ

田植えで水がはってある頃や、稲が実って黄金色の季節は、
もっともっときれいなんだろうなぁ。

石を積んでこの棚田を築いてきた人たち、
そして今、休耕していた棚田を復元してお米づくりを続けている方たちに、
みんなで思いを馳せながら眺めました。



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↑田村店(たむらみせ)。84才?のおばあちゃんが現役で切り盛りしています。

夕方になると近所のおじちゃん達が集まって、ワンカップ片手に談笑する憩の場所。



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↑田村店で買った日本酒で乾杯お酒

野菜や漬け物など、百姓養成塾や地元の皆さんからたくさん差し入れをいただきましたキラキラ


みんなでワイワイつくった夕ごはんのメニューは…
ほうれん草カレー、サトイモを炊いたの、大根菜のお味噌汁、おひたし、
柚子のデザート(奥多摩の加藤さん流?)などなど!

みんなの出身地の言葉の話や、青年海外協力隊で暮らした国のことなど、
食後のおしゃべりも次から次へと盛り上がりました。


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↑さらに、今後の「田畑の楽校」への提案をポストイットに書き出して
発表しました。(遅くまでごめんなさい汗

「ブルーベリー摘みがしたい」「JUON専用棚田をつくっては?」
「一週間で出入り自由だと参加しやすいかも」などなど、たくさんのアイデアがひらめき電球


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↑翌日の朝は、原さんの平飼い鶏の玉子で、玉子かけごはん。贅沢ニコニコ

この玉子は、これまで参加したみんなが驚く美味しさ、そして色!
黄身がきれいなレモン色なのです。

野菜もお茶も塩も、味わい深い。水も空気も美味しい。
こればっかりは写真や文章では伝えきれません…。
色川に来たからこそ、しみじみ感じられることですね。



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↑2日目から参加のじゅんちゃんも合流し、
美里会の皆さんとホダ場にネットを張るための作業の続き。


作業場所まで移動する途中、道の脇にシカがじっと立っていました。
前の日の色川巡りの時には、イノシシが道を横切っていきましたうり坊
おにぎりを食べられた前回に続き、野生の動物と人間の住むところの境が
なくなっていることを肌で感じました。


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↑休憩時間には「亥の子の祝い歌
を歌ってくださいました!



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↑丸太の骨組みにネットをかぶせ、ヒモで隙間をふさいでいきます。


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↑ひるめし前に完成!美里会の皆さんと記念写真。


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↑午後からは、養殖網を使いやすいように切り分ける作業。

獣害対策のために重宝する網ですが、そのままだとあまりに大き過ぎて使いづらい!
運んだり、しまったりするのも大変です。


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↑程よい大きさになった網をクルクル巻いて、積み重ねておきます。

これで、畑の周りを囲うなど、いつでも必要な時に使えますね。



夜は美里会との交流会に参加しました。



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↑3日目は「棚田を守ろう会」のイベントに参加。

青空の下、時間を忘れて草履としめ縄を作りました。

わたしは草履に挑戦しましたが、まず、縄をなうところから大苦戦。
地元の先生たちは、手を動かすと魔法みたいに藁が縄になっていく…!


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↑お昼ごはんは、地元の食材をつかったフルコースの料理がキラキラ



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↑完成した草履。50%くらいは先生の手によるもの。
大きさが右と左で違いますあせる


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↑しめ縄。あらためて、こういうものだったんですね。
そういえば、どうやって飾るか、
どんな意味があるかも今までちゃんと知りませんでした…。



2回目のお試しツアーも
温かく受入れてくださった色川の皆さんに感謝感謝です星


帰りに「わがらで地域づくり!」という冊子をいただき、
夜行バスの中で読みました。

色川(+西川、小口)を訪れた若者のレポートをまとめたものです。

読んでいて、地域に受入れてもらっている感謝の気持ちを
どの人も書いているのが印象的でした。
あらためて、「歓迎してもらって当たり前」じゃないんだなぁと思いました。
色川の方たちがつくりあげてきた風景、人柄、価値観…、空気感?
その中に受入れていただいて、
頭でわかるよりもっとたくさんのものを受け取っているんだと思います。


「棚田を守ろう会」で復元してきた小阪の棚田は、
維持が大変だから来年から半分にしたい、という話もあったと聞きました。
(話し合いの結果、全部続けることになったそうですが)


わたしたちが色川に行くことで、
訪れる人も、色川の風景もイキイキ続いていければ流れ星
そして、これからの若者たちにも、こういう場所を残していきたいと
思いながらバスに揺られて東京に帰りました東京タワー