最近見た映画たち | Born&Show★Gutsの戯言

最近見た映画たち

しばらくサボってた映画についての書き込みを再開。


10/8/06「フライトプラン」 by DVD

ジョディーフォスター主演のサスペンス物。いわゆるネタばらし的な映画で、誰かにストーリーを言われてしまうと、一気に見る気を失う、というタイプの作品、シックスセンスとかアザーズみたいな。仕掛けが明らかになったときに、何でこんなにうまくいくのだろう、という疑問がかなり浮かんでしまったのは私だけではないはず、要はプロットがあまり上手にできていない、ということ。 間違い探しコーナー:はじめに書かれたときと、途中でお母さんが見る窓のハートマークの形がぜんぜん違うらしい。





10/9/06「歓びに歌をのせて」 by DVD

これは去年に渋谷Bunkamuraに見に行こうとして、満員で入れなかった作品。スウェーデンの田舎を舞台にした音楽モノ。主人公の「人の心を開く音楽を作りたい」というセリフが印象に残ってて、素朴な設定と、そこで広がるエゴと感動のギャップがなんともいえない。田舎の素朴さとか残酷さとかが日本とは違うな、と感じられる場面が多々あって、ある意味面白かった。最後がちょっと納得できないけど・・・




10/14/06「ワールドトレードセンター」 @お台場メディアージュ

オリバーストーンの911同時多発テロ時に生き埋めになった警察官が救助されるまでの実話を描いた作品。プラトゥーンの時もそうだったけど、この監督はとてもリアルにストーリーを淡々と展開させるのが好きなのか、それがかなりの迫力を持って訴えてくる。ただし、天邪鬼なわたしとしては、この映画でたびたび表現される愛国心というものが、意図的に作られたもののような気がしてしまう、反対側の主張や(テロの場合は行為というものだけに意味があるのならば、主張はないと思うが)犠牲というものを無視した薄っぺらなモノに見えてならない。米国に限らず、日本や他の国にも言えることだけど。間違い探し:映画の中で何度もBud Lightが飲まれるシーンが出てくるが、そのラベルは2004年に登場したもので、2001年当時には使われてなかったらしい(とてもマニアック)。


10/15/06「かもめ食堂」 by DVD

ミニシアター系の邦画。フィンランドのヘルシンキで「かもめ食堂」を営業する日本人主人公と、その周りの人々との交流を描く、実にのんびりした作品。全体を通じて、たいしたことのない小さなイベント一つ一つが、心に染みわたるというか、それらが実はたいしたことではないと思えるぐらい主人公と一緒に生き生きして見える。ヘルシンキの素朴な風景(何もないといった方がいい)と素朴な設定が実に心を和ませてくれて、ストーリーらしきものはないのに、終わるのがさびしくなってくる気がした。ここのところ(でもないか?)何かと北欧ブームで、あのシンプルで、でも明らかに日本や米国とは違うセンスが受けてるんだろうね、家具とか食器とかも、映画の中でもとてもきれいだったし。



オオツカ