この小説、
永遠の0 (講談社文庫) [ 百田尚樹 ] |
大東亜戦争を舞台にした零戦乗りの物語だ。
これ、「巨人の星」方式だから、
と言っても若い人には分からないか。
つまり、「巨人の星」は、プロ野球を題材にした漫画で、
主役級の人物は架空の人物なんだけど、
当時の実在の人物が登場している。
だから、戦争の経緯は、史実が忠実に書かれていると思う。
ネダばれはしたくないから、ストーリーは話さない。
ただ、相当練りこまれている、凄い作品。
また、日本社会の問題点を鋭く分析出来てる、凄い作品。
僕は、日本人必読の書だと思います。
続けざまに2度読んでいます。
というか、最終章は、
「流星」
というタイトルなんですが、
ここなんて、10回くらい読んでしまいました。
こうして、ストーリーが分かった上で読み返してみると、
その細部まで練りこまれたストーリーに驚嘆します。
それは兎も角、今回はこれ読んで勉強になったことを、皆さんに情報展開します。
当然ながら、第一次世界大戦までは、海戦は軍艦同士の戦いだったけど、
大東亜戦争は空母同士の戦いで、
現在までこれを、本格的にやったのは日米だけらしい。
で、飛行機の戦いは、機動力の劣る爆撃機を戦闘機で守りながら行うものらしい。
零戦は日本が作った奇跡の戦闘機で、
開戦当初アメリカには、これにかなう飛行機はなかったらしい。
爆撃機の攻撃は、
地上の施設を破壊する目的なら爆弾を落とすわけだけど、
船を沈めるためには魚雷を打ち込むらしい。
そりゃそうだ。
ちょっとくらい甲板破壊したって船は沈まないけど、
船底に穴開けられたら簡単に沈む。
また、空母同士の戦いは、船沈められた方の負け。
だから、飛行機で船を守り切った方が勝ちになる。
大東亜戦争は、
日本がミッドウェー海戦で空母の多くを失ったことが、致命傷になるんだけど、
零戦(戦闘機)の性能、
パイロットの熟練度、
どちらを考えても負けるはずのない戦いだったらしい。
で、日本軍は飛行機の性能差からいって、
アメリカ軍は空母は出してこないと見て、
地上攻撃用の爆弾を積んでたらしい。
ところが、アメリカは空母を出してきた。
そこで、日本側は、爆弾から魚雷への換装を始めたらしい。
この換装作業、結構時間がかかったらしい。
手間取っている間に敵戦闘機が来襲して来て、零戦と戦いになった。
魚雷を打とうと低空飛行で来る爆撃機と、戦闘機は
零戦が全部撃ち落としたんだけど、
高度から爆弾を落とす爆撃機があって、
いくつか爆弾を落とすのに成功する爆撃機があったらしい。
つまり、高度から爆弾を落とす攻撃が、奇襲になった。
というわけだ。
その爆弾のせいで、換装作業中の爆撃機の爆弾が連鎖的に爆発して、
あっという間に破壊されたんだって。
日本も、爆弾でも魚雷でも、積んでるもの持ったまま、
爆撃機を出撃させていれば勝ったはず。
少なくとも、そんなに簡単に沈められることは無かったみたいだ。
敵を見つけた途端、兎に角先制攻撃を仕掛けた米軍の決断力と、
・地上基地の攻撃は爆弾
・空母の攻撃は魚雷
そう、硬直的に考える、トップの決断力の無さ。
これが、勝敗を決したようです。
国のトップもお役所仕事なら、船のトップもお役所仕事。
参考「「昭和16年夏の敗戦」を読みました」
ああ、日本って国は。。。
映画を見るならば、
これくらいの予備知識はあった方が、問題のシーンの理解が深まる
と思います。
ちょっとネタばれですが、あえて。。。
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