おはようございます
*blue bird*です
今回はドールペイントに欠かせない、ペイントの保護剤の比較とにわか実験レポートです
(↓実験台1つるつる坊主ちゃん…少し前の画像なのでスペルがおかしいですがスルーしてください)
実際に試してみたのは以下の4点です。
・Mr.HOBBYつや消しトップコート(スプレー・水性)
・Mr.COLORクリア(筆塗りタイプ・ラッカー塗料)
・Mr.COLORつや消しクリア(筆塗りタイプ・ラッカー塗料)
・Mr.COLORつや消しクリアスプレー(ラッカー塗料)
選んだ基準は「比較的どこでも手に入る安価なコーティング剤で、コート後の耐久性と質感の口コミ評価が悪くないもの」です。
・グロスポリマーメディウム
・マットバーニッシュ
はじめは定番のこの二点の使用を検討していたのですが、使用者からベタベタする、経年劣化が早いとの声が上がっていたので取りやめました。
さて、4点を上から順番に評価していきます。
Mr.HOBBYつや消しトップコート(スプレー・水性)
プラモデル屋さんに行った時に、ベテランっぽい年配の店員さんに相談して購入しました。
つや消しですが、少しテカります。
ベタベタとまではしませんが、乾燥後もぺたぺたとした質感です。
店員さん曰く、「水濡れしても平気です。」とのことだったので試しに流水をあててみました。
表面の質感から危険を感じてこすりませんでしたが、確かに水濡れには耐えます。
経年劣化については不明。
店員さんは「(経年劣化について)気になったことはありませんね。」とおっしゃっていましたが、「(表面が)さらさらに仕上がりますよ。」ともおっしゃっていたので根拠のないセールストークの可能性があります
スプレータイプなので目など繊細なペイントの保護に便利です。
水性ですが、しっかり換気するか野外で使用したほうが良さそうなニオイがします。
Mr.COLORクリア(筆塗りタイプ・ラッカー塗料)
Mr.COLORつや消しクリア(筆塗りタイプ・ラッカー塗料)
ネットでの口コミが良かったので購入しました。
ラッカー塗料なのでニオイと身体への害が心配ですが、仕上がりは流石です
クリアは固くつるつるとしたガラスの様な仕上がりに、つや消しクリアはテカりのないマットな質感に仕上がり、べたつき、ペタ付きもなく表面はサラサラです。
5年ほど前にアクリル絵の具でリペイント後、この2点を用いて保護した世界のお友達が手元にあるのですが、今のところ経年劣化も見られません。
さて、ここからどこまで耐えるか実験です。
流水をかけてみましたが勿論大丈夫だったので、次にきゅっきゅとグラスを磨く要領で指の腹を使いペイントを思いっきり5往復こすってみました。
(↑目、眉につや消しクリア、唇にクリアを塗っています。頬と耳たぶは未保護)
流水摩擦後、ペイントは変化なし。流石です。
そこで、中空のヘッドを人差し指と親指でつまみ、つまんだ部分がくっつくまで思いっきりつぶし、ぐにゃぐにゃと変形させながら流水を当ててみました。もみ洗いの要領で力をかける部分を移動させてまんべんなく10回ぐらい凹ませると…
向かって左の目のペイントが欠けてしまいました
アクリル絵の具を少し厚塗りしてしまった部分だったのではがれやすくなっていたみたいです。
最後に熱湯をじゃーっとかけてみました
ケトルを火からおろした後ヘッドの10cmほど上からかけたので、実際にコーティングにかかった熱湯の温度は90~80度ぐらいまで下がっていたかもしれません。
熱くてすぐには触れませんでしたが、60度ぐらいに冷めた時にコーティングを触ってみても変わらない手触りで、色や質感の変化はみられませんでした。
Mr.COLORつや消しクリアスプレー(ラッカー塗料)
ニコニコ坊主ちゃんに吹き付けてみました。
つや消しですが表面は少しテカります。手触りは筆塗りタイプのものと同じです。
筆塗りタイプと同じメニューで、流水、摩擦、変形、熱湯実験をしてみましたが、見事変化なし
スプレーなので皮膜が薄いこと、更にアクリル絵の具の厚塗り部位がなかったのが筆塗りタイプとの結果の差になったと思います。
あまりにも変化がなく面白くなかったので実験後の画像だけ(笑)
おでこ辺りにスプレーによるテカりが見られます。
(現在の作品は、スプレーをよく振って使用しているのでテカりがありません。
また、アイペイントだけがコーティングされるよう、しっかり保護してスプレーしています。)
実験はこれでおしまいです。
これからはコーティングをMr.COLOR一筋でやっていこうと思います
あ、ご購入いただいたヘッドの扱いですが、万が一のことがあるのでお取り扱いには十分ご注意くださいね。
特にリアル系のヘッドは小さくて少しの変化で表情ががらりと変わってしまうので・・・・。コーティング時に1mm、2mmの変化に泣いたことが何度もあります。
最後は今回の実験で大きな犠牲を払ってくれたつるつる坊主ちゃんで閉めたいと思います。
読んでくださりありがとうございました