糀とコウジ酸 | brownworks ぱんとこうじとわたしのくらし

糀とコウジ酸

美と健康は食事からつくられる。

食を見直す=(イコール)
自身やご家族の豊かな未来につながる
と考え、食についての様々な活動をしております。
日本糀協会 
糀エヴァンジェリスト スーパバイザー
ベジフルビューティーアドバイザーの
うえだひとみ です


砂糖、お醤油、塩の代用に
使っておいしく
より元気に
日本の伝統食 「糀」を
身近にとりいれてみませんか?

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以前、インタビューを受けさせていただいた
コラムの内容で
訂正しなければならない内容があります。



米糀自体に含まれていると言われてきた
「コウジ酸」について

 
コウジ酸とは
味噌・醤油・日本酒などの製造に用いられる
コウジ菌を培養して得られる抗菌作用を持った物質

肌を黒くする 「メラニン」を黒色化する
「チロシナーゼ」という酵素を阻害する作用があり
その美白効果から化粧品に配合されるようになりました。

このコウジ酸ですが
発がん性が疑われ
コウジ酸の化粧品への利用は一時中止されていました。
現在は外用としての使用において問題ないことがわかり、化粧品としては再び利用販売されています。



食品添加物としての使用は
厚生労働省を通して審議されていました。

平成14年に審議の結果を発表。

発がん性と遺伝毒性は否定できず
今後食品添加物としてコウジ酸を使用する場合は
意図的に添加するように!という結論となりました


そして
コウジ菌を用いて製造される食品については
・我が国の伝統食品として長い歴史をもつ
・食品中のコウジ酸をコウジ菌がもつ微生物や酵素により分解される
・食品中の濃度はごく微量で限られている
・味噌により、がんの発生が抑制させるという動物試験結果がある

などから
味噌・醤油などについては
直ちに何らかの措置を講じる必要はない
という結論となりました。


しかし、発がんの可能性は低いながらも
完全な否定はできないということから

現在は
コウジ酸が産生しにくいコウジ菌が選抜されており
私たちが食す米糀を含む食品を摂取しても
コウジ酸はほぼ検出されず
コウジ酸のもつ美白効果は期待できないと考えます。


コウジ酸の含有がなくても
もともとのコウジ菌が繁殖することで
美容に適した栄養素は沢山生み出されますので
美肌、アンチエイジングに対しての効果は
期待できるでしょう。


コウジ菌については
まだまだ解明できていないことがたくさんあります。


今後もこちらで
皆様の生活に役立つ糀情報をお伝えしていきたいと思っております。



次回は糀と血糖値の関係について
お知らせしていこうと思います。



長い文章を読んでいただき
ありがとうございました!