「アイアンのライ角を合わせたほうがいいですか?」 | クラブ職人の休憩室 新館

「アイアンのライ角を合わせたほうがいいですか?」

最近よくご質問をいただく中に
「アイアンのライ角を合わせたほうがいいんですか?」というご質問が多いです。
ライ角を合わせると言ってもなんかざっくりしていてわかりにくい質問ですが…(笑)

まぁでも、最近「ライ角フィッテイング」なんてのが巷で流行っているので…
ライ角に関心あるユーザーさんが多くいるのもわかる気がします。

ということで!
今回は、ライ角度を合わせる(?)ことについてのお話です。

そもそもライ角度ってなに?
クラブをソールの中心が地面に接するように構えたとき、シャフトと地面の間にできる角度のこと。
こんなかんじかな?まあすでにご承知だと思いますが…(笑)

で!このライ角を何にどう合わせるか?ってことですが…

・身長や体系に合わせる。
・構え方にに合わせる。
・打ち方に合わせる。
・カタログ値に合わせる。

この4つくらいでしょうか?

確かに!人それぞれ身長差はありますから大きい人と小さい人では、構えた時の角度が違って当たり前ですよね?
それ以外にも腕の長い人もいれば、脚の長い人もアップライトの構える人、フラットに構える人…
ってことは、ざっくり言えば、身長や体系や構え方は、人それぞれ構え方が違うわけで…
1番目と2番目は、まぁ同じってことになりますかね?
(少し違うケースもありますが…)

「打ち方に合わせる。」最近、これをテーマにライ角をフィッティングするというのが、流行っているようですね?
つまり、インパクト時のライ角ってことでしょうか?
どうも教科書通りの答えをしますと…
インパクトの時にアイアンのソールがトゥからヒールまできっちり接地している状態でインパクトを迎えるのが正しいライ角のあり方で。
接地面がトゥ側だけヒール側だけでは正しいライ角度とは言えない。
なので何度も打ってインパクト時にソールが正しく接地するようにアイアンの角度を決める。

というものらしいです…

らしいです?ってなんだかすごく他人行儀な言い方ですが…
うーん…
どうも私には、あまりこの意味がよくわからないというか
どこか違和感を感じるんですが…
まぁそのあたりは、クラブ理論の違いってことで…

『インパクトライ角』に関しましては、詳しく書くと長くなっちゃうので、この件に関しては、また次回詳しく書きたいと思います。(笑)
(ってちょっとネタふりをしておきまして…)

あと…
カタログ値に合わせる方法…
これがまあ一番一般的な方法でしょうか?
カタログ値でなくても独自のライ角度数値に合わせるというのもありでしょうかね?
(私は、独自に角度をデフォルトにしていますが…)


極端にデフォルト値よりアップライトやフラットに構える方の場合は、
デフォルト値に戻してから調整をするということがまあ一般的ですよね?


ということで!
「アイアンのライ角を合わせたほうがいいですか?」
という質問の答えですが…

もちろん『何にあわせるか?』『なぜ合わせるか?』によって合わせ方は、違いますが…
必要だと思います。

(っていままでの長い文章は、なんだったんだ…)


といっても…
あたりまえですが、ライ角以外、クラブとしてきっちりと調整されている必要があると思います。

もしうちのお店でライ角調整をする場合は…
まず、しっかりクラブをデフォルトに調整して、そこからパーソナルな微調整をすると言う流れになると思います。
もちろんクラブのデフォルト値と言ってもクラブによって違いますので、それぞれのセットに合わせて一番良い状態に仕上げてあげることが最重要ですけどね(笑)

ユーザーさんに合わせるのは、それからそれから!(爆)

いつも思うのですが…
一度の調整でピッタリくるように調整は、できないんじゃないかと…
私の腕が悪いだけなのかもしれませんが…(笑)
まぁでも大切なクラブなのでゆっくりじっくり調整を繰り返して、手足のごとく使えるように仕上げていくのが良い調整方法だと思いますけどね!(笑)


でわ!今日もナイスクラブでナイスアドレス!ナイススイング!ナイスショットを!