ブロンプトンで秘湯へ行こうセカンドシーズン。みちのくの湯治場を巡る旅スペシャル。みちのくの極上秘湯、国見温泉石塚旅館へ行ってきた。緑色の湯だ。


国見温泉は国見峠(仙岩峠)の近くにある。『国見』とはおそらく出羽と奥州を分ける国境(くにざかい)からきているのだろう。国見峠は古くは南部藩(岩手)と久保田藩(秋田)の国境であり、盛岡と秋田を結ぶ要衝であった。文化文政時代に南部藩の殿様の御用湯となった。そして200年前、南部藩から買い受けたのが今の国見温泉石塚旅館だ。珍しい緑色の湯で有名だ。胃腸の病によく効くという。

 

[走行データ]

ルート 黒湯→①田沢湖駅→②国見温泉分岐→③国見温泉→JR赤渕駅

距離 56.54 km
最大標高差 656 m
平均斜度 全体-3.7% 上り1.5% 下り4.3%
獲得標高 上り 1338 m 下り 1971 m

(上記ルートはお勧めしません。国道46号線のトンネル区間は側帯の幅員が狭く徒歩通行でも危険ですのでお止め下さい。同区間の突破は並行するJR田沢湖線又は秋田新幹線の輪行としてください。)

 

最寄りの赤渕駅から約16㌔である。国道46号線(秋田街道)を西進、途中、道の駅雫石あねっこで最初の休憩をとるとよい。9㌔地点で国道から分かれて峠道(旧道)へ入る。国見温泉は分岐から7キロ先、標高差で400メートル程度上ることになる。

 

距離はあるが斜度はきついところでも10%以下と適度であり特に苦しむことはない。但し、道半ばでポツリポツリと小雨が降り始めたのには参った。

 

もう少しだ。

 

直進すると仙岩峠(国見峠)へと通じる峠道。但し、がけ崩れで長期にわたり通行止めである。復旧のめどはたっていない。従って、田沢湖側からのアプローチは不可能である。国見温泉は右の急坂を登っていく。

 

見えてきた!

 

国見温泉の歴史は古い。創業200年、南部藩の藩主御用達の湯であったと云う。

 

それでは受付をすませていざ。

 

秘湯編 へ続く)

 

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