ブロンプトンで登山シリーズ。三ッ峠山に行ってきた。開運山、御巣鷹山、木無山の三つの山を総称して三ッ峠山と呼ぶ。山好きの間では定番の富士山を眺めるのに最高のスポットだ。

 

 

[走行データ]

コース 三ツ峠登山口バス停→三ッ峠山荘→木無山頂上1732m→登山口→天下茶屋→河口湖駅

距離 21.48 km (登山道登り部分 3.66 キロ)
最大標高差 887m(最低高度 847 m 最高高度 1,734 m)

平均斜度 全体-1.6% 上り9.9% 下り6.8%
獲得標高 上り626m 下り987m

 

先日、ブロンプトンによるモモクラ山 の登山をご紹介したが、富士山の眺めを語る上で、近さ、迫力、美しさで三ッ峠の右に出るものはないだろう。また、首都圏に近く、交通機関のアクセスも良い三ッ峠山は登山する対象としても富士急沿線で人気ナンバーワンといってよいだろう。ということで、さっそくブロンプトンで登って見ることにした。

 

 

三ッ峠山へのアクセスは主に二つ、富士急の三ッ峠駅で下車して自力で登山、又は、富士急の河口湖駅で下車してバスで旧御坂道沿いにある登山口へ行く方法だ。バスで登山口へいくのが高度を稼げるので楽だ。御坂口からは登山道も整備されているという。こちらで行こう。最大の目的は勿論、美しい富士山を展望することだ。

 

本日は快晴。絶好の富士山日和 だ。河口湖駅からバスで登山口バス停へ。これで標高400メートル程度を稼げる。三連休ということもあり、バスは満員だった。

 

この登山道入り口バス停からは駐車場まで一キロ弱の舗装道が続く。自家用車の場合はそこから登山道のスタートとなるが、バス利用の場合はバス停からの一キロ弱がある。この歩きが辛い。もちろん、ブロンプトンなら1キロ程度であれば坂でもなんでも大丈夫だ。

 

この先が駐車場だが、満車どころか、相当手前の林道脇のスペースにもびっしりの車だった。なんて人気な山なのだろう。

 

駐車場からは登山道の始まりだ。ちょっと心配なのは雪。バスの運転手さんが昨日結構降ったので今日はバスが終点の茶屋まで行かないと言っていた。

 

すぐに雪道となった。大丈夫か。

 

すぐにアイスバーンとなった。生きて帰れるのか。

 

南向き斜面は大丈夫だが。

 

ちょっと行くとまた雪だ。土の道と雪の道が交互だ。なんだか楽しくなってきた。

 

アイスバーンでは、多数の登山者がツルツル滑って難儀していた。ストックを使っても転びそうになっている。ところが、私は全く大丈夫だった。ツルツル滑っている皆さんの横を、走って「失礼お先に」とどんどんいく。そうか、ブロンプトンがストック代わりとなっているのだ。足二本とタイヤ二本で、超安定の四点支持だ。

 

但し、ストックとしては超重たいストックだ。休憩しないと進めない。

 

さあ、いよいよゴールは近い。右にある上の道を行く。

 

やがて登山道が合流するポイントについた。三ツ峠山荘もすぐそこである。


そして、左手に富士の嶺だ。

 

こちらは三ッ峠の嶺の一つ、木無山(1732メートル)の山頂近くの草原で撮影したものだ(というかここがどうも山頂らしい)。目の前に富士山がどーんと聳え立つ。この景色に、登山の苦労が報われるのである。

 

さあ、三ッ峠山荘で少し休憩したら下りだ。ところで、雪道のハードさに加えて、日当たりのよい山頂のあたりでは融雪が進んで道が泥んこになっていた。上の写真は、富士山をバックにすました感じで凛々しいポーズをとる黒ブロンプトン。であるが、その足回りは相当とんでもないことになっていた・・・。

 

(非常に見苦しいので、汚いドロンプトンを見たくない人は次の写真はスルーして下さい。興味本位でクリックして写真を拡大してはいけません。ショックで失神する危険性があります。下山編 に続く。)


 

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