Bromptonで秘湯へ行こうシリーズ。秘湯どころではない「霊泉」 ままねの湯 に行ってきた。


 

[走行データ]
湯河原駅から「まゝねの湯」

距離:3.9km
最大標高差:68m
平均斜度:全体0.5% 上り2.5% 下り3%
獲得標高:上り69m 下り12m

 

千歳川・藤本川に沿って進む。


駅から4キロ弱、湯河原の「温泉場」地区に着いた。


案内に従って細い路地を行く。本当にここか?

 

あった・・・勝手口のような雰囲気だがどうもこれが正面玄関らしい。

 

なんと千百有余年の昔からある弘法大師の御導湯とのこと。

 

靴を脱いで、半地下の更衣室へ階段を下りていく。


 

浴場に入ると・・・混んでいる。ところで浴槽の脇にとどのようにたむろしているおじいさんたちの肌が真っ赤なのは何でだろう?

 

湯船に足を入れると・・・こりゃ熱くて入れない。どうりで皆さん赤くなられる訳だ。それにしても熱いとは噂に聞いていたが、今日は入れずに帰るのか。

 

常連らしいおじいさんが話しかけてきた。体中がまっかだ。おじいさん大丈夫か。

 

そっちは熱いよ。あっちのかどは少しぬるい。

 

移動したら確かに熱さが多少和らいだ。しかし湯の中でじっとしていないと我慢できない。動くと駄目だ。

 

あんた初めてか?

はい。

どこが悪い?

ちょっと突き指を。(特に悪いところはないんだが、あえて言えば。)

ここの湯は怪我には効くよぉ。俺なんか絆創膏なんか貼ったこたあない。ありゃあべとべとしてて毛にはっついてどうにもならないよ。この湯が一番だよ。

 

なるほど、御霊泉なのですね。熱くてとてもじっとはつかって居れないので、20秒ほどつかっては湯船の縁に上がってとどのようにたむろする。突き指といった手前ときどき右手を湯に入れる。

 

しかし、最初のころは激熱の湯と思ったが慣れてくると心地よくなってくるのが不思議だ。

 

入っては出てとどになるを繰り返して、激熱の霊泉を一時間半ほど存分に堪能して出た。

 

湯河原の駅からブロンプトンで30分もかからない距離にあり、バスでも来れる。近場の霊泉なので皆さんもぜひ一度体験してみてください。但しここは本当の湯治場なので、病気やけがの治療に真剣にとりくんでいる湯治客の皆さんのじゃまをしないようにしてください。

 

参考記事: