北イングランドの英国ガーデンをめぐる旅その4 アーリーホール&ガーデンズ(チェシャー州)後編   | Britain Park  - 英国政府観光庁 -

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さあ、一緒にイギリスの旅へ出かけましょう!

今日は、ロンスマさん英国ガーデンをめぐる旅第四弾をお届けします!


前回の前編に引き続き、今日もチェシャー州にあるアーリーホール&ガーデンズ(Arley Hall & Gardens)のお話です。

 

前回は雨が強くなってきたので、温室に避難するところで終わりましたよね。
では、温室に入ってみましょう。 さあ、どうぞ♪


 

温室の中はやはり少し温かくて、もちろん濡れないので、ホッとしました。
そして雨の音も聞こえないから、お話が良く聞こえる♪笑

 

だって外はほら、雨がこんなに降っているんです。


温室の中は蒸す感じがまったくなくて、清々しくて気持ちのよい空間でした。
 
 
 

 

植物はやはり暖かい場所で育つようなものや、実のなるものが多かったです。
ドアと一緒に写っているのはイチジクで、その下の写真はウメ。


ちょっとオリエンタルな仏像風な装飾と合っていますね。
どれも生き生きしていました。お手入れがいいんだろうなあ。

 

温室を見ている間にだんだん雨も上がってきたので、外に出てみました。

すぐ脇にバラのお庭が。

なんてロマンチック♪

ここにはバラだけでなく、アイリスやシャクヤク、ボタンなど、やはりちょっとアジアの香りのするお花が多く植えられていました。

 

ツアーは6月で、ちょうどお花も見ごろ。

そして、ふと横を見ると・・・
 

あれ? この右側の背の高いもさっとした緑はなんだろう?笑

 

もっとわかりやすいものを写真に撮ってみると・・・

 

バラを支柱にからませているのでした。なんかすごい!
私はこういう方法は初めて見たので、思わず質問してしまったら、すごく一般的でもないそうですが、とても珍しいものでもなく、大きなバラ園にはあるものだそうです。

 

 

今度探してみようっと。

 

イギリスでは枝ものを塀などにつたわせて育てる方法(トレーニング(training)といいます)があり、その考えに近いのかもしれません。
枝を人間が思うように育てていくのって、盆栽にも通じるものがあるのかもしれないですね。
 


たまにこんなユーモラスな飾りがあって、つい頬がゆるみます。

 

 

もうお気づきだと思いますが、今回の旅で初めて訪れた庭ということもあり、とにかく感激した私は大興奮で写真をやたらに撮ってしまいました。笑


厳選に厳選を重ね、涙を飲んでかなりの数を削りましたが、アーリーホール&ガーデンズの魅力が皆さんに伝わっていますように♪

 

私たちが訪ねた時は6月で、初夏から夏のお花が見頃だったので、お庭だけでなく、お花のひとつひとつにも目が行ってしまって、またまたカメラ小僧に。笑
 

この庭で出会った美しいお花たち。
一番左上の黄色いユリ、変わっていますよね。カールが可愛い♪

 

その右の黄色いお花も初めて見ましたが、ラテン名がPhlomis russeliana、和名もカタカナでフロミス・ルッセリアーナと言うようで、セージの仲間のようです。

 

その右隣りはボタン、その下がシャクナゲですが、どちらもオリエンタル風なので、イギリスでは日本の感覚よりも貴重なお花です。


アーリーホール&ガーデンズは見事なシャクナゲが有名だそうですが、私たちが行った時にはそろそろお花が終わりかけだったので、枝ぶりではなく、お花自体を楽しみました。

 

真ん中写真ののコップを洗うブラシのような形をしたきれいなオレンジ色の花は、トリトマ(ニフォフィア)。


その左のピンクの可憐なお花は、名前はわからないのですが高山植物の一種、その下はバラの一種。


下段の真ん中は睡蓮、一番右は、これまたかわいいアストランティア。

アーリーホール&ガーデンズのお庭はお花の種類も豊富で変化に富み、見ごたえがありました。

 

 

 

今回訪れたお庭はどこもお手入れが行き届いていたのですが、個人のお宅であるこのお庭は、例えば全国的な団体であるナショナルトラストに管理されているものに比べて、やはり家庭的な雰囲気というか、ひっそり静かな印象。
(ナショナルトラストの管理は本当によく行き届いているので、その点、誤解のありませんように♪)

 

 

今回のツアーで訪れたお庭の中で、アーリーホール&ガーデンズは(私たち日本人が想像する)「イングリッシュガーデンらしい」に一番近いお庭だったと思います。

 

この日は、ここでお庭の見学を終えましたが、他にもピクニックエリアや、もっと自然に近い広大な緑地もあり、ご家族でお弁当を持って1日たっぷり過ごせる場所です。

(お庭の様式とは直接関係ないのですが、なんとなく私の印象にとても残った風景。
ちょうどこの時、お庭を公開した先代の奥様のお話を聞いていたからかもしれません。
アーリーホール&ガーデンズの私の印象は、それほど「家族の温もり」が大きかったようです)

 

 

さて、雨の中、お庭をたっぷり歩いた後は、ちょっと温かいものをお腹に入れましょう。笑
ここは、カフェもかわいらしかったのです。

大きな納屋を改装したカフェ。
思いきり田舎風かと思いきや、設備もお料理の見せ方も、実はちょっと驚いてしまったくらいスタイリッシュ。

 


カントリーな雰囲気とモダンな要素が上手にマッチしていて、とても居心地の良い場所でした。

高い天井にお屋敷の歴史を感じます。
木の梁って、温もりがあって嬉しくなりませんか? 私だけ?笑

 

お店の方もとてもフレンドリーで感じが良かったです。
イギリスの地方の人って、とても親切で人当たりがいいんです。

そろそろお昼になる時間だったので、次の移動に備えて、引き続き庭師さんにお話をうかがいながら、ここでランチになりました。


サンドイッチやお肉もありましたが、見た目がとてもきれいなこのベジタリアン料理をチョイス。
パプリカの中にお米を詰めてオーブンで焼いたものでしたが、おいしかった上、見た目よりずっとボリュームたっぷりで、大満足でした。


 
その後はちょっとお土産のお店も見たりして、お楽しみ。

 

カントリーサイドには、イギリスらしい花柄や動物柄のお土産が多くて、とても楽しいのです。

アーリーホール&ガーデンズでは、美しいお花やお庭に感激したばかりでなく、ご家族や地元の方のガーデン愛を感じることができ、とても楽しくて、立ち去るのが名残惜しくなったほどでした。笑

 

 

でもまだまだ先があるので、次の場所に移動しますよ。

 


おいしいランチまでいただいて、大満足の幸先よいスタートを切ったので、この先も楽しみです。

 

どんなお天気でもお庭の素晴らしさは変わりませんが、今度はパッと晴れあがった空の下で、このお庭を歩いてみたいです。

 

 

ちなみにこのアーリーホール&ガーデンズ、現在の当主の方が案内してくださるYouTube映像があるので、ご興味のある方、ぜひご覧ください。
お天気の良い日のお庭がたっぷり見られますよ♪

 

 

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↓過去記事はこちら↓

北イングランドの英国ガーデンをめぐる旅 300年前に生まれたケイパビリティ・ブラウンって誰!?

北イングランドの英国ガーデンをめぐる旅2 出会いの夜はCrange Hallホテルで

北イングランドの英国ガーデンをめぐる旅その3 アーリーホール&ガーデンズ(チェシャー州)前編

 

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