マンデラ元南ア大統領が死去？

強行採決のニュースにしようかと思っていたら、大きなニュースが・・・

「人類に対する犯罪」と言われた南アフリカ共和国のアパルトヘイト（人種隔離）政策と闘い、同国初の黒人大統領になったネルソン・マンデラ氏が死亡しました。
９５歳。

マンデラ氏は引退後もアフリカの地位向上を訴え続け、途上国を代表する指導者として活躍。

最近は肺を患い、入退院を繰り返していました。

１９１８年、南ア東ケープ州生まれ。

大学中退後、黒人の政治組織アフリカ民族会議（ＡＮＣ）に参加し、反アパルトヘイト運動を主導しました。

白人政権は１９６２年にマンデラ氏を逮捕、投獄。

「白人至上主義と闘い、黒人至上主義と闘う。必要なら命をささげる」と獄中から反差別を訴えました。

デクラーク元大統領により１９９０年に釈放。

ＡＮＣ議長として民主政権への平和的移行を手がけ、１９９３年にノーベル平和賞をデクラーク氏と共同受賞。

１９９４年、南ア初の全人種選挙で大統領に就任しました。

マンデラ氏は、２０１０年のサッカーのワールドカップ南アフリカ大会の閉会式に出席したあとは公の場に姿を現すことはほとんどなく、ここ数年は肺の感染症などで入退院を繰り返していました。

ことし６月、肺の感染症が再発したため首都プレトリアの病院に入院したあと、退院して自宅で療養していたそうです。

小学生の頃の教科書には、アパルトヘイトとして登場していた南アフリカ。

それが、マンデラ氏によって、黒人解放を実現。

英雄といっていい人物ではないでしょうか。

年齢的には、仕方ないとはいえ、なんとも残念。

ご冥福をお祈りいたします。