消されたヘッドライン/State of Play

更新が、遅れておりますが^^;
先週の土曜日は、レイトショーのはしご。
ほんとは、金曜日の公開日に観たかったんだけど、またしてもミーティングが長引き、間に合わず。
ということで、１本目は、「消されたヘッドライン」。
ラッセル・クロウ演じるジャーナリストが、巨悪に挑むって感じ？

「ＵＣとしまえん」は、いつもよりは多めかな。
「消されたヘッドライン」は、大きめのスクリーンで、７割程度か。

【ストーリー】
ワシントンD.Cで相次いで起こったふたつの事件。
ひとつはドラッグ中毒の黒人少年の射殺事件、そしてもうひとつは、気鋭の国会議員スティーヴン・コリンズのもとで働く女性職員ソニア・ベイカーが地下鉄に転落して死亡したこと。
ワシントングローブ紙の敏腕記者カルは、このふたつの事件の奇妙な関連性を発見する。
彼はリン編集長から、ソニアと不倫関係にあった渦中のコリンズと接触するよう言われる。
やがて彼の調査は思わぬ事件の真相に迫っていき……。

【スタッフ＆キャスト】
監督：ケヴィン・マクドナルド
出演：ラッセル・クロウ、ベン・アフレック、レイチェル・マクアダムス、ヘレン・ミレン

なかなか、面白かった♪

英国のＢＢＣがミニシリーズとして放送したドラマのリメイクということのようですが。

もちろん、そちらは観てません^^;

ラッセル・クロウ演じる古いタイプのジャーナリスト、カル・マカフリー。

ワシントングローブの編集長で、親会社から売上で攻められているキャメロン・リン(ヘレン・ミレン)。

部数を増やすために、スキャンダラスな記事を要求するものの、奥底にはジャーナリスト魂が消えていない。

ＷＥＢ版記者で、編集長のお気に入りのデラ・フライ(レイチェル・マクアダムス)。

カルに触れるうち、ジャーナリストの本質に気づいて、相棒として取材に走る。

カルの学生時代の友人で、巨悪を暴き、米国を救おうとする上院議員のスティーブン・コリンズ(ベン・アフラック)。

その妻で、カルにも愛を感じているアン・コリンズ(ロビン・ライト・ペン)。

こういった設定の中で、黒人少年の殺人事件、コリンズ議員の元で働く女性職員ソニア・ベーカーの死。

カルの取材の中で、コリンズ議員の暴こうとしている巨悪の巨大さが次々と明らかになっていく。

ぞくぞくとする緊張感。

どうやって、巨大な敵と戦っていくのか。

その中で出てくるアメリカらしいウィットにとんだ会話も面白い。

ジャーナリストとしての正義と友情とのはざまでゆれるカル。

ラッセル・クロウも、外見はむさいけど、かっこいいなぁ^^

必死で食いつく若手記者を演じるレイチェル・マクアダムスもいい感じ。

他のそれぞれの役柄も魅力的。

でも、最後だけは、どうなのかなぁ。

サスペンスとしてのどんでん返しは、わからんでもないけど。

なんか、事件のスケールが、しぼんでしまったような印象。

ちょっと、そこだけは残念。

そういえば、カルが事件の真相に気づいた、あの言葉。

なぜ、それが真相につながっているのかが、今でも疑問^^;

でも、最近のマスメディアをみていると、カルのような骨のあるジャーナリストにいてほしいよなぁ。