平田財務副大臣が辞任？

ま、小者ではあるのだが。

在任中の株式売買の自粛などを定める大臣規範に抵触して保有株式を大量売却していた自民党の平田耕一財務副大臣は２６日、国会審議に影響を与えた責任を取り辞表を提出し、麻生太郎首相が受理しました。

平田氏は、大臣規範については「（株取引で）損も得もしていない。抵触したかどうかは微妙だと思っている」と述べているとか。

平田氏は今月２日、創業一族としてかつて社長を務めた石こうボードメーカー「チヨダウーテ」の株式１１２万株を、自らが実質的なオーナーの石油卸業「ゼロシステム」に市場価格の２倍近い１株５５０円で売却。

売却額は６億１６００万円で、利益は市場で売却するより約３億円多い。

大臣規範では、大臣在職中は、保有株式を信託し、売買は自粛する、ということのようで。

ま、権限との関連もあるのかな？

ただ、市場価格で売買するならまだしも、市場価格の２倍近くでの売買となると。

「どういうこと？」と言いたくもなる。

大臣規範以前の問題として、この取引自体、問題じゃないのかね？

「損も得もしていない」というのも、そりゃ買ったときの価格で売ったから、ということなんだろうけど。

「チヨダウーテ」は、ジャスダックに上場している株式。

とても適正価格での売買とは言えるまい。

今回の辞任は、「国会審議への影響」が原因で、「大臣規範の違反」については、自覚してないらしい。

そんな程度の大臣規範なら、必要なのかね？

あっても、軽視されるんなら、意味ないじゃん。

そもそも「副大臣」って、何をやってるんだろう。

官僚主導から政治家主導で、という意味で作ったポストかもしれないけど。

機能してる？

大臣規範と一緒に、副大臣というポストもなくしたら？