「白い恋人」？

北海道のおみやげとして有名な「白い恋人」。
その製造元の石屋製菓での食品安全上の問題が明らかになりました。
それも３つも。

まずは、アイスクリーム類。
６月以降に、同社の自主検査で一部商品から大腸菌群を検出。
問題の商品は、自主廃棄したものの、保健所には届出をしなかったとか。
前に、「マクドナルドで販売していた牛乳に大腸菌群が」というニュースもあったけど。
大腸菌群自体は「大腸菌」ではなく、雑菌ということで、危険性はそんなに高くはなさそう。

次は、バウムクーヘン。
こちらは、食中毒を起こす可能性もあるちょっと怖い黄色ブドウ球菌。
こちらも、自主検査で発覚。

そして、大ヒット？商品の「白い恋人」。
賞味期限を１ヶ月早紀の日付に改ざん。
どうも、発売３０周年を記念して販売した限定商品が売れ残り、返品されてきたものの包装をし直して、再出荷したとか。
まぁ、お菓子の賞味期限で１ヶ月なら、安全性そのものにはそんなに影響はないんでしょうが。
やり方が悪質。

いずれも、同社の取締役統括部長の指示で行われたらしい。

そして、発覚したのは同社の従業員を名乗る電話での内部告発。
その電話を受けて、保健所が抜き打ち検査をしたところ、いろいろと発覚したとか。

「白い恋人」といえば、札幌オリンピックのころに発売されて、北海道のお土産として定番になった商品。

隠蔽と改ざん。

「ミートホープ社の悪質さ」ほどではないにしろ、かなりのイメージダウンは間違いなし。

これで「白い恋人」の販売中止なんてことになったら、経営的にもかなりのダメージ。

これからの報道のされ方次第なんでしょうが。

せっかくの夏休み。
北海道に旅行している人も多いだろうに。
大きな販売機会も失ってしまいましたね。

でも、やっぱ認識が甘かったんでしょうね。
社長の会見も、ミートホープ社とは違って、沈痛な面持ちだったみたいだけど。
まさか、取締役統括部長も、社長をかばって、身代わりに、なんてことはないよね。

ま、今後の展開に、ちょっと注目。