見えないものを感じる力 | 福田昌範の音楽日記

見えないものを感じる力

音楽って、いろんな色に変化する。それは、演奏者の感じ方でも変わるし、作曲者の意図でも変わる。


同じハーモニーを奏でていても、演奏者がハーモニーの移り変わりを感じて演奏するだけで曲は変化する。


不思議ですよね。


合奏やアンサンブルになると、その感じ方をフレーズ毎に揃えて、複数の人間が同じ息遣いで演奏することにより、より音楽をたくさんの人に伝える事ができる。


だから、シンクロナイズドスイミングや新体操の団体演技やマーチングにどこかにている感じがします。


でも、動きは見えても、息遣いを揃えるって、見えないじゃないですか?


複数の人間が見えないものを揃えるって、音楽のアンサンブルって凄くないですか?


見えないものを感じる力って、凄く宇宙的で神秘的。


まるでスターウォーズの、May the force be with you(フォースとともにあらんことを)みたいな気持ちになっちゃいますね。


その感じ方を誰と誰がどうやって合わせるのか。
その集大成の吹奏楽コンクールがいよいよ始まります。