『セミナー講師の教科書』を、どう活かすか?
今回の本は「教科書」という名のとおり、セミナー講師の未経験、初心者を対象に、セミナー講師として結果を出すためのノウハウをたくさんの事例とともに、かなり丁寧に書かせていただきました。
過去に私のセミナーを受けてくださった卒業生からは、
「立石さんのセミナーを受けているようでした」
「講師として学びはじめた頃を思い出しました」
「もう一度、初心に戻ってがんばろうと思いました」
など、嬉しい感想を多数頂いております。
あらためて、みなさんの感想などを聞かせていただき、この本の読みどころ、活用方法などが見えてきたように思いますので書かせていただきます。
この本は、ズバリ、セミナー講師の”基礎”が身につく本です。
本で紹介しているノウハウ自体は、特別目新しいものではありません。私がセミナーの中でずっと言い続けてきたことばかりですから。2年、3年と講師をされている人ならば、「なんだ、そんなこと当たり前でないか」と思うことでしょう。
しかし、その当たり前のことが、意外とできていなかったり、当たり前の大切さに気づいていなかったりするものです。
何事も、基礎をおろそかにしては、結果を出し続けることは難しいでしょう。一流と言える人ほど、基礎を大切にするものです。
学生時代、私はスキーをやっておりました。
一流のスキーヤーはシーズンのはじめ、「プルークボーゲン」を何本も滑り体を作ります。
プロ野球選手においても同じです。キャッチボールからはじまりトスバッティングへと毎日の基礎練習を怠りません。
どんなことにも”基礎”というものがあります。最低限おさえておかなければいけない型があるのです。
初心者のうちから基礎をしっかり身につけておくことで、一流への道が近づくはずです。大きなケガも防げるのです。
では、セミナー講師にとっての基礎とは何か?
基礎を大切にしている講師はどれほどいるのでしょうか?
この本ではセミナー講師の基礎となる考え方や型をたくさん紹介させていただきました。詳しくはこちらのページに目次があるので読んでみてください。
セミナー講師初心者は、一つひとつ丁寧に熟読してください。一つひとつ実践することで間違いなく、結果の出せる講師になれるはずです。
ベテラン講師のみなさんにおいては、慣れてくるほどに基礎を忘れがちになります。大切だと知っていながらも、できていないことがあるかもしれません。
さらに上を目指すために、この本で、もう一度、基礎の大切さを確認してください。自分の課題を洗い出すキッカケにもなるはずです。まだ読まれていない方は、この機会に読んでみてください。
『決定版!セミナー講師の教科書』かんき出版
著者 立石剛