モンテ・ベルデとハイル・ヒットラー
お友だちの別荘にご招待いただきましたー!
サンパウロから車で約4時間。
ミナス州のモンテ・ベルデ(Monte Verde)という、山の上の高原の別荘のような所です!
お庭にはリスが遊びに来ます。
木の脇を下に向かって↓↓走っている、リス。
とても可愛いお部屋に泊めて頂きました。
ブラジルのスイス、軽井沢と呼ばれるカンポス・ド・ジョルドンのすぐ近く。
気候はほぼ一緒。
だから、ちゃんと暖炉もあるんです。
11月(こちらブラジルでは夏!)なのに、夜は寒い。
夜はイタリア系のお店でパスタとお肉。
お家に帰ってからは、美味しいワインも頂きましたー!
翌日は山の上の別荘から町へお買いもの。
この町へは以前も来たんだけれども、その時から気になっていた可愛い置物がありましたー!
コレです!!!
この、うんちング・スタイルの力んでいる顔が可愛くってたまらない。
やっぱ、買ってくれば良かったかなぁ~。。。
ちょっと後悔。
その他、お洒落な飾り皿や、部屋の戸にかける可愛いプレートなどたくさん、売っていました。
こ~んな食べるのがもったいなさそうな、クッキーもありましたー!
そして、帰る前に隣の別荘のドイツ人のお爺ちゃんご夫妻にお招きに預かりました。
と言っても、私はおまけなんだけれども~。
その、ドイツ人のお爺ちゃん、何がすごいって、実はその昔、ハイル・ヒットラーでドイツの青年将校だったそうです。
80歳をゆうに超えていますが、姿勢もバッチリです。
そして、かなり偉い方だったらしく、ベルリンが二分されるという情報をつかみ、東ベルリンから渡った所で、あのベルリンの壁がその晩に出来たとか。
ほんの少し違っていたら、彼は東ベルリンの人で、とてもブラジルへは来れなかったでしょう。
でも、結局、ヒットラー側の青年将校であったという過去が災いして、ドイツでは大学や就職ですべてに足かせが付き、ブラジルへ移住することになったそうです。
ドイツに対しては常に熱い思いがあるらしく、行けない時期もあったけれど、今は何年かに一度はドイツへ帰り、息子さんの一人もドイツで一番優秀な大学とかへ留学させ、彼はそのままドイツで医者をしているとか。
さらにユニークなのは、この別荘、一角に私の知り合いの日本人邸、そして、ドイツのお爺ちゃん邸、その向かいにはイタリア系の移民の家と三国同盟のような一地帯。
でも、イタリア系の人は今一つ、話が合わないんだって。
なんか、これもブラジルのジョーダンであるんだけれども、「おい、次に戦争する時は、イタリアは外そうぜっ!」というのを地で行くようで、面白かったです。