昨日は会社を早退する事が出来たので、

午後から映画館に向かいました。

 

映画館と言っても、

車で走行時間が2時間以上もする場所にあるわけです。

 

コロナが絡んでいるわけではないのですが、

以前から建物の持ち主と興業主の間で賃貸契約が決まっており、

5月17日に映画興業を終了する事になったようで、

上映も昨日15日と本日16日の2日間だけというわけです。

 

時間的にはある程度余裕がありまして、

無事に劇場までは難なく到着しました。

 

と・こ・ろ・が、

 

数年前に、「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」を、

別の映画館で見た時の教訓をスッカリ忘れておりました。

 

その「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」の時は、

冬場という季節を全く考慮せずに、

上映前に水分を摂取した事が災いしたと思い込んでいたのですが、

劇場内は暖房が効いていると思うので、

季節によるものではなく、

私の身体の老化によるものだったと思います。

 

アレをガマンできずに上映途中で中座して戻りました。

 

スター・ウォーズは上映時間が長いという事もあるので、

仕方のない事ではあります

 

そこで、

 

昨年の12月の「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」の上映時には、

水分を摂取せずに劇場に赴き、

なおかつ、上映開始前にトイレで用を足すという慎重さが、

快適な観賞時間をもたらしてくれました。

 

最初の「スター・ウォーズ」を高校時代にリアルタイムで鑑賞し、

ストーリー等に口うるさくない人間としては、

映像を盛り上げる音楽と共に、

少しだけ涙腺がゆるむ内容でした。

 

いずれにしましても、

教訓を生かす事に成功したわけです。

 

で、

昨日ですが、

お天気の良さも手伝って、

劇場に向かう車中での気分は快適。

 

のど元過ぎれば熱さも忘れる人間としては、

昨年の12月に生かす事のできた教訓も、

全く意識せず、

走行車内で、

2ヶ月ほど前に安く購入した、

ペットボトルの無糖紅茶に、

おにぎりを食べながら、

運転をしていたわけです。

 

この無糖紅茶は最大の油断でしたね。

 

映画の途中から、

尿意との戦いが始まりました。

 

劇中でもヒロインが戦っているのですが、

こちらは尿意との戦い。

 

このもったいない映画を、

上映初日に、

落ち着いて見る事のできない哀れな我が身。

 

失礼ながら、

 

「まだ、終わらないのか!

まだか!

まだか!」

 

と思っていると、

いやはや、

事前に話には聞いていたが、

スッカリ忘却していた、

特別な見せ場も登場。

 

この希有なる特別な見せ場も、

早く終わらないかと思っている我が身がつらい。

 

限界一歩手前!

 

待ちに待った(?)

エンディングの音楽が、

流れたので、

腰を低くして、

つまずかないようにして、

そろりそろりと、

上映場所を抜け出しました。

 

比較的、

席を立ちやすい場所に、

座っていたのと、

コロナ対策で観客席の間が、

空いていたのが幸いし、

スムーズに抜け出すことが出来ました。

 

用を足しながら、

時計を見ていたのですが、

位置についてから用を済ませるのに

1分ちょっとかかりました。

 

(1分もかかったというと、

これを言っても信じてくれない方もいますよ。)

 

ここ数年は、

疲労が蓄積していて、

初めて鑑賞する時でも、

上映時にしばしば眠っている事が多々ありましたが、

昨日は、

しばし眠る事すら出来ない戦いになってしまいましたね。

 

試写会を見られた出家者が、

劇中のシーンで、

3度ぐらい涙するという話もありましたが、

上述のように油断をしてしまうと、

劇場内で自分の身体と戦わなくてはいけなくなり、

内容は覚えつつも、

心には染みこませる余裕のない状態に置かれます。

 

感じる、感じないは人それぞれとは言え、

涙は流れませんでした。

 

それでも、

要介護2の家族を抱えている私ですが、

昨晩は、

ここ数ヶ月の中では、

比較的良く眠れる状態が本当に久々に訪れたので、

私なりに映画の効能には、

深く感謝いたします。

 

そうですね。

 

書いてもネタばれにならない事を記すと、

 

学生時代に読んだ、

コリン・ウィルソンの、

「覚醒への闘い」の内容で、グルジェフが確か弟子のベネットにしてあげた霊的な事を、

ふと思い出しました。

 

さらに、映画「太陽の法」の霊鷲山のシーンを思い出しました。

 

あと、

自宅に帰ってから、

たまたま、以前、購入していた、

学研監修のUMAの食玩を目にした事はないか、

家内に尋ねたりしました。

 

今日は家内が興業最終日の鑑賞を今しているところなので、

帰宅したら騒ぐ事でしょう。