AMDAネパールこども病院の母子医療保険制度について考えるうち、ネパールこども病院で起きたエピソードにより思いついた保険システム。そのきっかけとなったエピソードとは・・・・。
オープンして数年がたったある時、病気のこどもを抱えて、ある父親が病院に駆け込んできました。父親は、遠い距離を抱えて、この子を運んできたそうです。
その父親曰く、「私にはお金が無いが、何とかこの子を治して欲しい。お金は無いが、何でもするので、何とか治してくれ」と。
それを聞いた病院スタッフとAMDAの調整員は、「じゃあ、ここに溝を掘る仕事をすれば、日当をだそう。それで、子供の医療費にする、というのはどうか?」と。
それを聞いたお父さん、「よしっ!わかった!」と、嬉しそうに一生懸命、働く、働く。子供が治る嬉しさと、働く嬉しさ。
そして、手にした日当で、こどもの医療費に。数日後、元気になった子供の手を引き、嬉しそうに病院を後にしたそうです。ベンベン。
その話を聞いたとき、これだっ!と思いました。
昔の日本でもありましたよね。貧乏学生が食べ物に困ったとき、うどん屋の大将の心意気で、皿洗いをする代わりに、うどんを一杯食べさせてもらう、っていうような、そんな話。人間臭くって、良いですよね。
仕事を与えることでお金をつくるすべを教え、それをこどもの医療費にあてる、という発想。まさしく、パートナーシップ!
僕はそれを、「労働対価交換システム」と呼んでいます。
でも、お父さんの場合と違って、今回は母子の医療保険システム。じゃあ、僕が考えている、お母さんがやれる仕事とは・・・・。(つづく)
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