今週は、このブログの締めの話題として、「高麗人参果実搾り・スクイーズ2200」に賭ける、それぞれの夢の数々を紹介していますが、最後に僕の持っている最大の夢・目標の話を、数回にわたってさせて下さい。
その夢・目標であり、ライフワークと思っているのは、「世界の恵まれない母子の医療保険制度の確立」というものです。
このように書くと、あまりに広大すぎて、とてつもないことのことのように聞こえますが、AMDAネパールこども病院をモデルに、新しい医療保険制度を確立し、それが良いモデルになれば、と考えています。
ネパールやその他多くの国では、日本などの先進国のように、医療保険制度がありません。だから、医療を受けるときは、薬や点滴などを実費で買い求めて、治療を受けることが必要となります。
国連やいろいろな国際機関も、医療保険制度については、いろいろなチャレンジをしているようです。マイクロクレジットと言って、日本の昔の頼母子講のようなシステムで、「みんなで小額のお金を出し合って病気の治療費にあてるための資金を貯めておいて、病気になった際にそれを借りて、治療後に返す」という方法などを行なっているようですが、実際返せないことも多く、うまく機能していないようです。
AMDAネパールこども病院でも、周囲の病院の約10分の1の負担で医療を提供しています。でもその10分の1の医療費でも払えない人がいるのは事実で、院長が個人で貸したり、実際には払われなかったり、また点滴や薬を買わずに帰ってしまう人もいるそうです。
でも、この医療費を無料化してしまうと、病院の運営は成り立ちません。また、一部無料化すれば、「あの人はタダなのに、私はタダでないの」という人が出てくるでしょう。
そして、何でも与えるだけのボランティアは、あまりいいボランティアでは無いと思っています。与えるだけでは、依存を生むことが多いのです。
どこの国だったか、こんなボランティアの話を聞いたことがあります。日本の要らなくなった服を持っていって現地で配る、というもの。持って行った数百の服を現地で配ると、「わたしも、わたしも」と取り合いに。やがて服がなくなると、もらった人と、もらえなかった人との間で争いが。これって、いいボランティアでしょうか?
このようなボランティアは、「スポンサーシップ」だと思います。自分のほうが恵まれているから、施しを与えようという考え。良いボランティアは、相手の立場にたった対等の考え、「パートナーシップ」だと考えます。
じゃあ、「パートナーシップ」という立場で、どのように恵まれない母子の医療保険制度を確立すればよいのでしょうか?
AMDAネパールこども病院で起きた、あるエピソードで、その保険システムを思いつきました。それは、労働対価交換という保険システムなのですが、そのエピソードとは?(つづく)
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