奇兵隊の立ち上げメンバー、たなちゃんが実行委員を務める、明石の町おこしのイベント、「明石原人祭り」。その明石原人祭りでテキ屋をやることが、立ち上げ当初の奇兵隊の恒例行事でした。
毎年、いい場所を確保して頂いて、みんなで手分けして、いろいろなものを販売してきました。
そして、ある年の明石原人祭りで企画したのが、生ビールとジュース、アイスクリーム、そしてスイカの販売。
生ビールやジュースは、酒屋の大将、壮ちゃんが専門なので、仕入れも壮ちゃんから。でも、絶対赤が出ないの。なぜなら、余ったら返せるから。これが奇兵隊の強み。
また、スイカも絶対赤が出ません。市場の大将、金長青果の四郎ちゃんのところから卸値で手に入れられるから。
また、味も格別!野菜や果物の目利きのプロが仕入れたスイカ!四郎ちゃんに任せれば、どれが美味しいかなんて、おちゃのこさいさい。
また、そんな美味しいスイカが格安の値段!8分の1カットが200円、16分の1カットが100円という安さ!それでも黒が出るのは、卸値での仕入れだからね。みんなにも喜んでもらって、それでボランティアにもなる、っていうのが、我ら奇兵隊のモットーです。
そんなスイカ販売でしたが、さらに四郎ちゃんとうまちゃんにはこだわりがありました。「どっせだったら、さらに美味しく食べてもらわんと!」
そんな二人のこだわり、意気込みが、まさかこんな展開になってしまうとは!
四郎ちゃんとうまちゃんが考えたのは、「スイカは冷えてないと美味しくない。でも運んでいるうちに温まってしまう。冷やしたまま運ぼう!」
それで、持ち出されたのが、金長青果で買ったばかりの、四郎ちゃん自慢の、まっさらの2トン保冷車。
スイカを数十個運ぶだけなのに、2トンの保冷車を持っていくとは!すごいこだわりでしょ。
保冷車を持って来たから、スイカは常に冷たい状態。ただでさえ美味しいスイカは、究極の味に。
5月下旬とはいえ、暑い日だったので、スイカは飛ぶように売れました。みんな、大満足で食べてもらって、大きな売り上げとなりました。
そして、みんなで片付けをして、解散。新車の2トン保冷車を運転して帰るのは・・・・。そうです。うまちゃん!
大きな売り上げに意気揚々と、搬出路から保冷車を運転して退出するうまちゃん。でも、運転席の屋根より、保冷庫の部分が高かったことなど、頭に無かった!
搬出路から、どかーん!という大きな音が!なんだ、なんだ。
保冷庫の部分が、藤の棚に突き刺さってる!保冷庫に開いた穴が4つ!四郎ちゃん自慢の、新車の2トン保冷車が見るも無残な姿に。
売り上げも吹っ飛ぶ、うまちゃんの大活躍!あたりは騒然となりました。
どうしてそんな事になったのか、事の仔細とその後の顛末については、また明日に。(つづく)
今日の写真、「明石原人祭りの風景」
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