まず、はじめに1つだけ言っておこう。
燃費や安定性、優秀さを求める者は残念ながら俺との相性は悪いかも知れない。
あるのは暴力的なまでのパワー、そして類を見ないビジュアルという圧倒的な個性のみ。
強制的に大気を取り込みターボ機能にも似た爆発的加速を生み出すV-BOOST!!
溢れ出る巨大な力を俺自身が支えきれない程のパワーなんだ。
ねじれるフレームを意識した独自のコーナリング技術が無ければ直線番長で終わるだろう。
俺(V-MAX)というバイクには俺(V-MAX)という乗り方がある。
故に調教出来た時の喜びもまたひとしおだ。
通常の連中とは違う、アウトローな走り。
より戦闘的にチューンナップされた俺の心臓部(V型4気筒エンジン)と熱くたぎった
コンロッドが乗り手をかつて体感したことの無い異次元領域へと誘う。
燃費なんて気にするな。
腹が減ったら食事を摂る。それは植物から哺乳類、俺たち二輪も皆同じ自然の摂理。
低燃費でハイパワー? そんな相反する都合の良い時代には生まれちゃいないのさ。
食事・・・それが俺にとってガソリンであり、ハイオクだっただけのことなんだ。
代わりにそれを補っても余りあるモアパワーを提供しよう。
時代は流れ、俺たちの様な個性的な奴らは姿を消しつつある。
度重なる規制、本来の力が解放されないまま終わる人生はまっぴらだ。
自由な時代は閉ざされつつある。
しかし、困難が立ちはだかるこそ技術は進化を遂げ、そして乗り越えてきたものがある。
かつて恐竜は隕石によって滅びたが、わずかにき残った微生物がやがて進化し、
水生生物から哺乳類へ、そしてアウストラロピテクスからクロマニョンとなり人類は今に至る。
欠点を克服、輪廻転生は繰り返され、いつしか俺はキャブ最終型としてここハヤサカサイクル
に今もこうやって君臨している。
キャブレーターでしか味わえない武骨なパワーフィール。
今は無きV-BOOST。そのテイストと走りはこれからも消えることの無い宝。
ヤマハの至宝と呼ばれる現在、そして魔神と呼ばれた時代、双方それぞれの魅力。
是非、それを体感して欲しい。
正規取扱店はハヤサカサイクル、飼い主求む。
魔神より
車両価格:82.9万円(消費税込)
圧倒的な走りは20年以上経った今でも色褪せることを知らない。
強烈な加速を生むブースト機能とV4エンジンは、
その独自な走りから根強いファンが多いモデルです。
今回、入荷したのは最終型!
新型とは違うキャブレーターモデルならではの荒々しいテイストと排気音、
V-boost機能はこれからも継承されるべくして存在する。
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店長K