DYNAMITE PUNCH 102
10月11日(火)18時00分開始
主催:横浜光ジム
<メインイベント 54.0kg契約10回戦>
◯赤穂 亮(横浜光)
[判定2−1] 97-94 95-94 94-95
●勅使河原弘晶(輪島功一スポーツ)
ベテラン対新鋭の注目カードは、どちらも強振を狙いすぎ、クリンチにもつれる場面が目立つ荒れた10ラウンドとなりました。両者とも硬さがみられる初回、勅使河原がタイムリーな右で赤穂をぐらつかせ、追撃で赤穂を場外へ。立ち上がりから乱戦模様です。全体としては、挑む側の勅使河原が待ちの姿勢。ベテランの赤穂の方がプレスをかけ、左フック、右ストレートと振るっていくものの、なかなか精度は上がりません。5回に勅使河原が手数を増し、中盤にヒットをまとめて山をつくりました。五分五分の戦いは、6回終盤あたりから赤穂がチャージをかけてポイントをかき集めます。上下を攻め、アグレッシブで上回る赤穂。最終回、ローブローで減点1を科されますが、それでも僅差2-1の勝利をつかみました。赤穂は32戦28勝(18KO)2敗2分。4年ぶりの黒星の勅使河原は16戦12勝(6KO)2敗2分。
<セミファイナル 54.1kg契約8回戦>
◯高橋竜平(横浜光)
[判定3−0]78-75 77-75×2
●武田 航(角海老宝石)
ちょうど3年前に対戦している両者。武田はデビュー戦で、高橋は黒星スタートからの2戦目。結果はドローで、その後ふたりは年度は違えど全日本新人王となり、今回ふたたびグローブを交えました。今年3月にオーストラリア遠征を行って逞しさをました高橋が、立ち上がりから左右に忙しく動き、長身サウスポー武田に大きな左フックから仕掛け、初回終盤、右フックで武田の顔をとらえました。距離を生かしたい武田は狙っていた左打ちおろしが3回にヒット。ペースに乗るかと思われましたが、4回が終わるころには疲れなのか、やや動きが乱れ出します。スイッチを繰り返し、攪乱しながら右から左フック、左フックから右と、攻勢をアピールする高橋は、6回に右ボディストレートを効かせ、7回もその右ボディと後半の連打でポイントを確保。最終回のパンチの交換でも先手を取りました。高橋は13戦10勝(2KO)2敗1分。武田は初黒星で11戦9勝(3KO)1敗1分。
<第5試合 ミドル級6回戦>
◯成田永生(八王子中屋)
[TKO2回18秒]
●甲斐斗志広(宮崎ワールド)
2014年全日本新人王決定戦で対戦している二人の再戦。スタートからどちらも上体が硬く、痛烈なKO決着の予感。サウスポーの甲斐が右アッパーから左ストレートなどで先手をとったかと思われましたが、すぐに成田がプレスをかけて甲斐を追い、右フックでなぎ倒しました。キャンバスから立ちあがったものの体が揺れている甲斐にレフェリーは続行を許可。ラウンド終了ゴングまで凌ぎ切りましたが、続く2回開始まもなく、左フックで甲斐が再びキャンバスに落下すると、試合は即座に終了となりました。4連敗を止め、涙にむせんだ成田は15戦10勝(5KO)5敗。3連敗となった甲斐は17戦5勝(1KO)10敗2分。
<第4試合 スーパー・フライ級8回戦>
●桜井康弘(レパード玉熊)
[TKO8回1分37秒]
◯コーヤ佐藤(伴流)
<第3試合 71.0kg4回戦>
◯小倉大樹(横浜光)
[TKO1回2分00秒]
●金杉雄一(新日本大宮)
<第2試合 契約48.3kg4回戦>
●椎名善聴(八王子中屋)
[TKO1回1分30秒]
◯倉本和史(T&T)
<第1試合 フェザー級4回戦>
●新屋叶多(全日本パブリック)
[TKO1回2分30秒]
◯佐々木蓮(ワタナベ)
Photo : Taku Horiuchi