ボクシング・ジーンのブログ

ボクシング専門情報サイト『Boxing-Zine』雑記

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DANGAN120 

1月28日(水)後楽園ホール 18時00分開始
主催:reason


<第1試合 女子50.0kg契約4回戦>
大空ヒカル(アルファ)●[TKO3R1'40'' ]○下岡由美子(横田スポーツ)



<第2試合 スーパーフライ級4回戦>
福永亮次(宮田)○[KO2R2’52’’]●嶋宮聖太(八王子中屋)

サウスポーの積極派、福永が右から強い左を連射してペースに乗ります。2回になって嶋宮が接近戦を挑むとややリズムを乱された福永でしたが、ラウンド終盤、攻め入る嶋宮に左カウンターをヒット。この一撃でダウンを奪い、テンカウントを聞かせました。一年以上ぶりの実戦で快勝した福永は、これで3戦2勝2KO1敗。嶋宮は4戦1勝1KO3敗。



<第3試合 スーパーバンタム級4回戦>
山縣光男(木更津グリーンベイ)●[TKO2R2'18'']○平原 直(鹿島灘)

デビュー同士の一戦。頭を低く下げて前に出る山縣に、平原はラウンド中盤、右フック一撃でキャンバスに落とします。しかしその再開後から、距離をつぶして懸命に手を出す山縣が平原を苦しめ、手数の渦に巻き込みます。しかし2回終盤に入ったところで平原が右アッパーを連射。顎が上がった山縣を見て、レフェリーが割って入りました。



<第4試合 フェザー級4回戦>
箱田純平(ライオンズ)●[TKO1R0'33'']○若松大輝(ワタナベ)

1戦1敗の箱田が勝利を目指してスタートから忙しく打って出ます。19歳の若松はこれがデビュー戦ですが、落ち着いて対応。左フックをきれいに当ててダウンを奪い増した。棒をのんだようにキャンバスに落下した箱田を見て、レフェリーが試合を即座にストップしています。



<第4試合 女子アトム級4回戦>
樽井捺月(アルファ)●[KO3R1'37'']〇氏家亜弥(厚木ワタナベ)

かなり小柄な樽井に、身長で上回る氏家が長い左ジャブ、右ストレートで上下をうちわけます。そして3回、樽井がバランスを崩しかけていたところに氏家が右ストレートでおいうちをかけてダウンを奪い、再開後、再び氏家の右で樽井が押し倒されるようにダウン。ツーノックダウンによるKOとなりました。



<第6試合 スーパーライト級4回戦>
亀山磊輝(協栄)●[判定0-2]○花香雅治(渡嘉敷)

38ー38 38-39×2 

サウスポー同士、硬さの残るまま近い距離でのやりとりが続き、初回のうちに亀山の左眉付近から出血をみます。初回からボディブローを交えて左ストレート、右フックで亀山を叩いていた花香ですが、2回、3回と、ラウンド前半はギアを上げるものの攻撃が長続きせず、決定的な場面を作れません。デビューは10年前で久々のリング復帰の亀山も、手は出しているのですが手打ち気味で力が乗らず、展開を変えることはできませんでした。花香は6戦4勝2KO1敗1分。亀山は5戦3勝2KO2敗。



<第7試合 ライト級4回戦>
来山悠一(花形)○[TKO2R2'17'']●中胡貴之(E&Jカシアス)

開始から攻撃にはやる両者がスリリングなやりとりを…。時折大きな右を放っていた来山が、初回終盤に入ったところで右ショートを痛打。左を追加してダウンを奪いました。体格で大きく上回る中胡はそれでも思い切りよく左右ストレートを出していきましたが、そこへ来山の右をカウンターで食ってダウン。レフェリーが即座に試合を止めました。来山は4戦2勝2KO1敗1分。中胡は9戦2勝1KO6敗1分。



<第8試合 スーパーフェザー級4回戦>
長谷川晃平(協栄)●[KO2R0'55'']〇有岡康輔(ヨネクラ)

有岡の速くて強くて的確なコンビネーションが、リングの空気を一変させます。上下への左のダブル、ダッキング、ブロックと防御技術もすばらしく、長谷川が軽く右を当ててもすかさず左を打ち返す。2回開始からまもなく、長谷川のモーションに合わせて左フックを一閃。コーナーでダウンを奪いました。再開後も詰めは鋭く、速攻コンビネーションで左フックを決めたところでレフェリーが試合を止めました。黒星デビューの後すばらしい快進撃をみせる有岡、注目です。戦績は4戦3勝3KO1敗。長谷川は3戦1勝1KO2敗。



<第9試合 48.5kg4回戦>
阿部義樹(元気)●[判定0-3]○太田 輝(五代)

36-40 37-39×2

小気味よい動きが持ち味のファイター太田が、いつものように豊富な運動量でプレッシャーをかけます。阿部が右を狙って待っているため不用意には飛び込めずも、ボディブロー、右クロスと角度を変えて手数を重ねます。その太田の圧力に阿部は手を焼き、前に出ると大田の右をカウンターで食ってアゴが上がる場面があります。太田の勢いは最後まで落ちず、明白な判定勝ちを収めています。太田は7戦4勝1KO3敗。阿部は8戦3勝1KO3敗2分。



<第10試合 56.0kg4回戦>
矢代明博(日東)○[判定3-0]●成沢 哲(スパイダー蓮浄院)

39-38 39-37×2

小柄なサウスポー矢代はリズムをとりながら右ジャブでさぐりを入れ、鋭い左ストレートを狙います。2回になるとその左が増え始め、成沢が右をあわせようとしました。そして3回中盤、成沢の右がヒット。体格の利もあって見栄えでも上まわりました。しかし成沢の獲ったラウンドはここだけで、最終回、ギアを上げることができず、矢代がコンスタントな手数でポイントをとりました。矢代は4戦2勝1敗1分。成沢は4戦1勝3敗。




<第11試合 ライトフライ級4回戦>
塚田 直之(セレス)●[TKO2R1'26'']○小浦 翼(E&Jカシアス)

鋭い左を上下に突き刺す小浦に対し、塚田は初回中盤、距離を詰めて対応。2回には強い右ストレートで塚田が先制します。が、塚田の左フックに合わせて小浦が右クロスを合わせ出すと、ラウンド中盤にはこのパンチで塚田の左まぶたから出血。この傷が深く、続行不可能の診断が下されました。スピード、キレがすばらしい小浦は、これで2戦2勝2KOです。塚田は7戦3勝2KO3敗1分。


<第12試合 ウェルター級4回戦>
荒木 悟(EBISU K's BOX)●[判定0-3]○永吉 祐哉(ヨネクラ)

38ー39 37―39×2

ジャブ、ワンツーの交換から初回終盤、荒木が一瞬タイミングをずらして左フックから3連発をヒット。2回終盤にも荒木がパンチをまとめる場面をつくり、ここで永吉の右目から出血。荒木のパンチによる傷との裁定です。最終回は永吉が乱戦に巻き込んで右アッパーを突き上げましたが、終盤は荒木が再び右をいくつも効かせて試合終了を迎えました。クリーンヒットの数で荒木が上回ったかと思われた試合は、コンスタントに手数を出し続けた永吉が支持を受ける結果となりました。永吉は10戦4勝1KO6敗。荒木は2戦2敗。









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DANGAN 119
1月27日(火) 後楽園ホール 17時50分開始
主催:reason


<第1試合 50.0kg4回戦>
頼政和法(レパード玉熊)○[TKO2R2'20'']●佐久間勇斗(相模原ヨネクラ)

デビュー同士の一戦。スタートから青コーナー佐久間がガッチガチに硬いまま懸命に手を出していきました。が、頼政の右ストレートで佐久間の顎が上がるシーンが増えてきます。そして2回、頼政がペースをあげて右アッパーを軸にヒットを量産。力量の差も見てとったレフェリーが試合を止めました。



<第2試合 S.ライト級4回戦>
阿部勝也(RK蒲田)●[TKO3R1'06'']○佐藤賢治(熊谷コサカ)

堅い動きながら佐藤の右ストレートが一発、二発と阿部をとらえ、2回中盤、阿部のうち終わりに右ストレートをクリーンヒット。動きを止めます。レフェリーもストップをかけようか、迷った様子。佐藤は打ち疲れてここは取り逃がしましたが、3回、右・左・右の三連打をきれいにヒットしたところでレフェリーストップを呼び込みました。佐藤は5戦2勝2KO3敗。阿部は8戦2勝6敗です。



<第3試合 フェザー級4回戦>
鈴木啓修(M.T)●[TKO3R1'55'']○中川兼玄(三迫)

距離を詰めてアッパー、左オーバーハンドで攻め入る鈴木に対し、中川はガードを固める中から強い右ストレートを狙います。初回終盤にその右で鈴木を一瞬たじろがせた中川。2回も右に左ボディも加えてラウンドを制しました。3回は鈴木が必死の手数で反撃を試みますが、そのラウンド中盤、中川のボディ攻撃で鈴木の動きが止まりました。コーナーで中川がラッシュし、レフェリーストップとなりました。中川は2戦1勝1KO1敗。鈴木は4戦1勝1KO3敗。



<第4試合 56.0kg4回戦>
小浜雅哉(UNITED)○[KO1R1'51’’]●広川哲矢(ピストン堀口)

勢いよく飛び出した小浜が左右フックで広川に襲い掛かり、連打の中の右ストレートでダウンを奪います。再開後、小浜は相手の反撃を受けながらもロープ際で右をクリーンヒット。ストップを2度目のダウンとみなしてのKOとなりました。小浜は6戦3勝3KO2敗1分。広川は6戦3勝2KO4敗。



<第5試合 バンタム級4回戦>
宮地隆佳(石川ジム立川)○[TKO4R2’54’’]●武藤拓也(鹿島灘)

重いパンチを交換しあう両者。宮地の一撃一撃が目立ちますが、武藤はソリッドなコンビネーションでよく対応しています。初回終了間際、攻め込む武藤に宮地の左アッパーが突き刺さり、武藤ダウン。このダメージからよく回復した武藤は、最終回には右ストレートで宮地をのけぞらせる場面もつくります。残り30秒は決死の覚悟で打って出て、宮城を追いこみましたが…残り10秒の拍子木をゴングと間違えたのか、突然手を止めた武藤に、宮地が右を打ち込み、レフェリーストップとなりました。宮地は2戦2勝2KO。武藤は3戦1勝1KO2敗。



<第6試合 S.ウェルター級4回戦>
遠藤正吾(ジャパン・スポーツ)●[TKO3R2'37'' ]○菊池利則(EBISUK’sBOX)

荒っぽく出て距離が合わない遠藤に、菊池がアッパーを交えたコンビネーションで攻め立て、右でダウンを奪います。んあんとか立て直そうt頑張ってもどうにもボクシングにならない遠藤を見て、菊池の右が入ったところでレフェリーが一方的な試合を止めました。菊池は2戦1勝1KO1敗。遠藤は3戦3敗となりました。


<第7試合 フェザー級4回戦>
岩原慶(本多)●[判定0-2]○中川祐(横浜光)

38ー38 37-39 38-39 

長身サウスポーの岩原に対し、中川は様子を伺いながら圧力をかけます。左を狙っている岩原に対し、中川も攻め急がず、右から左フックで攻勢をアピールしながら被弾を回避します。いっとき、岩原の左でバランスを崩してキャンバスにタッチする場面がありましたが、これはスリップの裁定。噛み合いがよい展開にはならずとも、積極性でやや上回った中川に軍配があがりました。中川は4戦3勝1敗。岩原は5戦3勝2KO2敗です。




<第8試合 C級トーナメントバンタム級決勝4回戦>
井田浩司(UNITED)○[判定3-0]●芳賀慧彦(古口)

39-38 39-37 40-37

小柄な17歳・芳賀が積極的に前に出て、長身の井田は下がりながらワンツーを打ちおろして迎え撃つ展開。2回には井田の右ショートで芳賀がダウンしたかと思われましたが、スリップの裁定でした。その後も井田が芳賀の攻め気を逆手にとって翻弄し、判定勝利を収めています。井田は3戦3勝。芳賀は4戦目での初黒星(4戦3勝1KO1敗)となりました。




<第9試合 C級トーナメントS.バンタム級決勝4回戦>
市村蓮司(RK蒲田)●[判定0-3]○熊谷直昭(T&T)


アマチュア出身の市村が速いジャブでリズムをつかもうとするものの、熊谷にタイミングをずらされてペースに乗り切れず。ポイントの振り分けが難しいラウンドが続きましたが、打ち終わり、離れ際をコツコツと叩いた熊谷がジャッジの支持を受けました。熊谷は6戦4勝2KO2敗。市村は4戦2勝2KO2敗です。




<第10試合 C級トーナメントS.フェザー級4回戦>
石川 元希(M.T)[TKO2R0'36''] 佐々木 大和(reason)

大型のサウスポー石川の快勝です。体格に恵まれながらも、いつもは慎重派の石川ですが、今回は右ジャブが効果的に決まり、2回序盤、小さなモーションで打った右フック一撃で佐々木をダウン。即座にレフェリーが試合終了を宣言しました。石川はこれで3戦3勝2KO。佐々木は3戦2勝1敗です。



<第11試合 C級トーナメントS.ライト級決勝4回戦>
らいす 林(青木)○[判定2-0]● ポン ポンタ(八王子中屋)

38ー38 39-38×2

ハードパンチャー同士、牽制しあう中から、ポンタが先に左フックを振るって出ます。身長では上回る林は左フック、右ストレートで距離をキープ。しかし2回からはポンタがプレッシャーを強め、左フックを痛打。出てきた林に左ボディブロー、右フックも追加し、重いパンチで林に迫りました。3回開始早々、ポンタが右ストレートをヒット。しかしこのラウンド中盤以降、林がワンツー、左フックで反撃に出ました。最終回、思い切り右を振るポンタの打ち終わりに右を合わせる林。頭を振って対応しながらなおも強打を続けていたポンタに、林が最後はヒットを重ねて、両者ともに初めてのフルラウンドを戦い切りました。林は3戦3勝2KO.ポンタは4戦3勝3KO1敗となりました。




















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1月26日(月)~2月1日(日)のテレビ放映予定です。
スケジュール、内容は変更されることがあります。


1月26日(月)
18:00~18:40 フジテレビONE
BOXING LEGENDS~世紀の一戦~#29 シーズン4 マイク・タイソンvsマイク・ジェームソン(1986年1月24日)
24:45~25:00 テレビ東京
ネオスポ ボクシング情報ほか
25:30~28:30 日テレG+
ダイナミックグローブSP OPBFスーパーフェザー級タイトルマッチ ジョムトーン・チューワッタナvs金子大樹ほか


1月27日(火)
16:00~19:00 フジテレビNEXT
LIVE! ダイヤモンドグローブ2014 ▽OPBFスーパーライト級タイトルマッチ 小原佳太vs岩渕真也、日本スーパーフライ級タイトルマッチ 戸部洋平vs石田匠(2014年8月11日 後楽園ホール)【再放送】
25:00~27:00 日本映画専門チャンネル
映画『キッズ・リターン』


1月28日(水)
5:00~05:40 フジテレビNEXT
BOXING LEGENDS~世紀の一戦~#40 シーズン5 歴史に残る中量級の激闘 サンディ・サドラーVSフラッシュ・エロルデ(1956年1月18日)
9:30~10:20 WOWOWプライム
ノンフィクションW 拳闘こそわが命~戦争に翻弄されたボクサー ピストン堀口
19:56~20:54 テレビ朝日
くりぃむクイズ ミラクル9 清水聡が出演


1月29日(木)
24:45~25:00 テレビ東京
ネオスポ ボクシング情報ほか


1月30日(金)
14:00~16:50 フジテレビONE
ダイヤモンドグローブ黄金伝説 タイトルマッチ名勝負特選#19 <2003/04/14>日本S・ウェルター級タイトルマッチ 金山俊治vs加山利治、<2003/07/12>WBA世界ミニマム級タイトルマッチ ノエル・アランブレッドvs新井田豊、<2004/06/14>日本S・ウェルター級タイトルマッチ クレイジー・キムvs石田順裕、<2004/10/11>日本フライ級タイトルマッチ 内藤大助vs小嶋武幸、<2004/12/13>東洋太平洋S・ウェルター級タイトルマッチ クレイジー・キムvsアデ・アルフォンス
27:07~28:07 TBS
日本スーパーフライ級タイトルマッチ 石田匠vs森崎正人ほか


1月31日(土)
18:00~22:00 TBSチャンネル2
2014TBS大晦日ボクシング拡大版 井岡一翔、高山勝成、リゴンドー、天笠尚 大阪・ボディメーカーコロシアムで行われた2014年ボクシング大晦日決戦計6試合の模様をオンエア!
27:00~28:20 フジテレビONE
BOXING LEGENDS ~世紀の一戦~#30 シーズン4 マイク・タイソン  vsジェシー・ファーガソン(1986年2月16日) 
28:20~翌5:00 フジテレビONE
BOXING LEGENDS ~世紀の一戦~#31 シーズン4 マイク・タイソンvsスティーブ・ゾウスキー(1986年3月10日) 


2月1日(日)
5:00~6:00 フジテレビONE
BOXING LEGENDS ~世紀の一戦~#32 シーズン4 マイク・タイソンvsジェームス・ティリス(1986年5月3日)
8:10~10:05 WOWOWライブ
エキサイトマッチ #39 ウェルター級12回戦 ティモシー・ブラッドリー×ディエゴ・チャベス、WBO世界ミドル級王座決定戦 マット・コロボフ×アンディ・リー
19:00~19:40 フジテレビNEXT 
BOXING LEGENDS~世紀の一戦~#40 シーズン5 歴史に残る中量級の激闘 サンディ・サドラーvsフラッシュ・エロルデ(1956年1月18日)  

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 4度目となりました「Boxing Zine年間賞」の選考会を、1月23日、JBC・協会他主催の年間賞授与式の後に行いました。ベテラン記者をはじめとするボクシングウォッチャーにご参集いただき、2014年、一年間をじっくりと振り返りました。

 なんの副賞をお出しすることもできません。ただただ、この崇高なるスポーツに精魂そそぐボクサー、トレーナー、あらゆる形でかかわる皆様に、心からの敬意を表します。

 2015年もまた、心震わされる瞬間を求めて、会場へ向かいたいと思います。


最優秀選手賞
WBO世界スーパーフライ級チャンピオン  井上 尚弥
(大橋)







次点
WBC世界ライト級チャンピオン  ホルヘ・リナレス(帝拳)
ノミネート
WBC世界バンタム級チャンピオン  山中 慎介(帝拳)
WBC世界スーパーフェザー級チャンピオン 三浦隆司(帝拳)

世界最速2階級制覇というだけでなくやはり「あのナルバエスに」「あの勝ち方」となると、「文句なし」というしかありません。次点には、悲願の世界3階級制覇を果たしたリナレスが入りました。17歳のデビューから、日本のリングで成長してきたリナレス。その存在は日本中量級の世界への架け橋となり、「日本の」ボクサー二人がラスベガスで挑戦権を争う、というこれまでにない過程が実現したといえます。その功績、ライト級の体躯を見事に作り上げて達成した快挙は、大いに称えられるべきです。



年間最高試合
6月17日・東京 
OPBF東洋太平洋フライ級王座決定戦
江藤 光喜
(白井・具志堅S)[KO8R2'51]アーデン・ディアレ(フィリピン)







次点
12月30日・東京 
WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ

井上 尚弥(大橋)[KO2R3'01'']オマール・ナルバエス(アルゼンチン)
ノミネート
9月5日・東京 
WBC世界フライ級タイトルマッチ

ローマン・ゴンサレス(ニカラグア) [TKO9R2'24]八重樫 東(大橋)
8月9日・メキシコ
 IBF・WBO世界ミニマム級タイトルマッチ

フランシスコ・ロドリゲス(メキシコ)[判定3-0]高山 勝成(仲里)
7月28日・東京 
日本スーパーライト級タイトルマッチ

岡田博喜(角海老宝石)[判定3-0]シャムガル興一(三迫)
6月21日・アメリカ ウェルター級12回戦

ロバート・ゲレロ (アメリカ)[判定3-0]亀海 喜寛(帝拳)
3月8日・アメリカ WBCライト級次期挑戦者決定戦12回戦

ホルヘ・リナレス(帝拳)[判定3-0]荒川仁人(八王子中屋)
10月30日・東京 OPBF東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチ

田中恒成(畑中)[TKO10R0'50'']原 隆二(大橋)
11月2日・東京 東日本新人王トーナメントスーパーフェザー級決勝
粕谷雄一郎(石川ジム立川)[判定3-0]穎川裕(RK蒲田)


さまざまな意義、さまざまな印象度で数多くの試合がノミネートされ、江藤vsディアレと井上vsナルバエスで決選投票となりました。井上vsナルバエスのKO劇は「有無をも言わせぬ試合。純粋に感動した」「ぞっとするような衝撃があった」という声と、「井上の非凡すぎる能力が際立った戦いで、一方的だった」とする意見が出ました。“年間最高試合”にはドラマチックな展開がつきもの、ということで考えると……江藤が2度のダウンを喫し絶体絶命の状況から、持てる力のすべてを出し切って逆転ストップ勝ちをつかんだ戦いは、「最高」。「某・大ベテランマネージャーがその瞬間、思わず立ち上がってましたよ」との目撃情報も出ました。ロマゴンvs八重樫は、世界王者ひしめく今求められるのは「わくわくするようなカード」であることを示し、「本物志向」に業界をより一層向かわせたという点で意義深いカードでもありました。また、新旧俊才が鎬を削った田中vs原、日本重量級が世界のトップレベルと渡り合ったゲレロvs亀海も忘れてはならない一戦。新人王決勝という舞台でガチンコ勝負を繰り広げた粕谷vs穎川は「古き良き時代を思い起こさせる、新人王戦らしいみずみずしい試合」でした。



年間最高ラウンド
12月31日・大阪
WBO・WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ

ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)[TKO11R終了]天笠尚(山上)

の第7ラウンド

ノミネート
12月30日・東京  WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ

井上尚弥(大橋)[KO2R3'01]オマール・ナルバエス(アルゼンチン)の第1ラウンド
6月17日・東京 OPBF東洋太平洋フライ級王座決定戦

江藤 光喜(白井・具志堅S)[KO8R2'51]アーデン・ディアレ(比)の第8ラウンド
10月15日・東京OPBF東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ
天笠 尚(山上)[TKO12R1'15]竹中 良(三迫)の第12ラウンド


井上vsナルバエスの初回、江藤vsディアレの8回に一票ずつ。その他すべての票を「リゴンドーvs天笠の7R」が集めました。天笠があのリゴンドーを倒した! その衝撃は、ツイッターを通じて瞬時に東京・大田区体育館まで波及し、控室で試合後のインタビューに応じていた内山高志をも驚愕させたそうです。大阪の会場はあの時、瞬間沸騰。リゴンドーの技巧ばかりを見物していた観衆から、一瞬にして「アマガサ」コールが沸き起こりました。あぁ…これだからボクシングはやめられません。



KO賞
2月22日・マカオ フェザー級12回戦

マルビン・ソンソナ(フィリピン)[KO3R1'17"]下田昭文(帝拳)
次点
12月30日・東京  WBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ

井上 尚弥(大橋)[KO2R3'01"]オマール・ナルバエス(アルゼンチン)
ノミネート
3月16日・名古屋 58.0kg8回戦
林 翔太(畑中)[TKO2R3'07"]ズリ カンナン(レイスポーツ)
3月26日・東京 WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ

河野 公平(ワタナベ)[KO8R0'55"]デンカオセーン・カオウィチット(タイ)
4月14日・東京 OPBFスーパーライト級王座決定戦

小原 佳太(三迫)[KO4R1'50"]ジェイ・ソルミアノ(フィリピン)
8月11日・東京 OPBFスーパーライト級タイトルマッチ

小原 佳太(三迫)[TKO12R0'19"]岩渕 真也(草加有沢)
12月31日・大阪 フライ級10回戦
井岡一翔(井岡)[KO5R2'09'']ジャン・ピエロ・ペレス(ベネズエラ)
10月15日・東京 スーパーフェザー級8回戦
さくら 淳(横浜さくら)[TKO1R1'28]三瓶 数馬(協栄)
12月17日・東京 68.0kg8回戦
アーネル・ティナンパイ(フィリピン)[TKO2R0'15]斉藤 幸伸丸(輪島S)
12月9日・東京 バンタム級8回戦

中川健太(エルコンドル)[TKO3R0'05]中村量(野口)


「あんな美しいKOはないですね」。間近で目撃した記者の証言です。調子がよすぎるほどだったという下田昭文。積極的に右ジャブから組み立て、順調に試合を進めているようにみえていた…第3ラウンド。ロープを背負ったソンソナに、さて下田がパンチを出そうとした瞬間、死角から放たれた左ショートアッパーが下田のアゴに突き刺さったのでした。


大躍進賞
日本バンタム級1位 大森将平(ウォズ)
次点
日本スーパーフェザー級1位 伊藤雅雪(伴流)
日本フライ級チャンピオン 村中優(フラッシュ赤羽)
OPBFミニマム級チャンピオン 田中恒成(畑中)
ノミネート
日本バンタム級チャンピオン 益田健太郎(新日本木村)
OPBFスーパーフライ級チャンピオン 松本亮(大橋)
日本スーパーバンタム級2位 久我勇作(ワタナベ)


2014年の一年間でどれだけ躍進したか、評価を高めたか。ということでたくさんの選手の名が挙

がりましたが、ローカルから全国区へと飛躍した大森が選ばれました。2012年全日本新人王で、その能力は知られるところでしたが、なんといっても5月22日の殊勲のインパクトは大きかった。高校の先輩にあたる村田諒太の京都凱旋試合の前座で、元世界2位で世界戦経験をもつクリスチャン・エスキベル(メキシコ)を4回、鮮やかな右アッパーで倒すと、レフェリーストップまで持ち込んでみせました。世界ランキング入りを果たし、13戦13勝8KO無敗で2015年チャンピオンカーニバルへと駒を進めた大森に、注目です。



大逆転賞
10月15日・東京 OPBF東洋太平洋フェザー級タイトルマッチ
天笠 尚
(山上)[TKO12R1'15]竹中 良(三迫)












次点
6月17日・東京 OPBF東洋太平洋フライ級王座決定戦

江藤 光喜(白井・具志堅S)[KO8R2'51]アーデン・ディアレ(比)
7月5日・東京 106ポンド8回戦

田口 良一(ワタナベ)[判定3-0]フローレンテ・コンデス(フィリピン)


「絶望度(からの逆転)でいえば」江藤の逆転劇が上かもしれません。が、天笠の「大晦日」へとつながる大逆転のストーリーに、軍配があがりました。11回までのスコアは、104-105、104-106、103-106。0-3で天笠の劣勢。もしも最終回を10-9でとっても、チャンピオン天笠が0-2の判定負けとなるところでした。「チャンピオンでいられるのも、あと3分かもしれないな…」と、思ったところから、ドラマはスタートしました。「最終回、竹中さんが足使ったら、ダメだったと思う。でもきっとリスクあることをやってくれるだろうと」。そのよみ通りに打ち合いに応じた竹中に、左フック一撃で痛烈なダウンを奪い、まさに必死のラッシュで2度目のダウンを奪ってレフェリーストップを呼び込みました。「1、2秒でひっくり返る。それもボクシングなんだと思いました」。この大逆転勝利で生き残った天笠は、ほどなく舞い込んだリゴンドーへの挑戦オファーを「1パーセントの可能性に賭ける」と受けて立ち、大晦日、なじみのない大阪のファンを総立ちにさせるのでした


カムバック賞
WBC世界ライト級チャンピオン  ホルヘ・リナレス
(帝拳)







次点
日本バンタム級7位 坂本 英生(フジタ)
ノミネート
日本スーパーウェルター級チャンピオン 野中 悠樹(渥美)
日本スーパーバンタム級チャンピオン 小國 以載(角海老宝石)
日本スーパーバンタム級12位 臼井 欽士郎(横浜光)
日本ライトフライ級11位 須田 拓弥(沼田)
長嶺 克則(マナベ)
日本フェザー級8位 高山 和徳(野口)
前OPBFミニマム級チャンピオン 原 隆二(大橋)



新鋭賞
OPBF東洋太平洋ミニマム級チャンピオン 田中 恒成
(畑中)







次点
日本スーパーバンタム級2位 久我勇作(ワタナベ)
ノミネート
日本バンタム級1位 大森将平(ウォズ)
日本スーパーライト級チャンピオン 岡田博喜(角海老宝石)
日本スーパーフェザー級チャンピオン 内藤律樹(E&Jカシアス)
日本スーパーフェザー級10位 尾川 堅一(帝拳)
日本スーパーフェザー級11位 さくら淳(横浜さくら)
OPBFスーパーフライ級チャンピオン 松本亮(大橋)
2014年全日本ウェルター級新人王 別府優樹(久留米櫛間)


プロ4戦目の国内最短記録でOPBF王座を奪取した田中。アマ4冠同士、プロ無敗同士、一瞬の隙も許されない緊迫の戦いを、10回レフェリーストップで制した……にもかかわらず、喜びよりもプランと実行度を坦々と振り返った、恐るべき19歳。間違いなく、次はこの若き才能が「世界」に手をかけるでしょう。



アップセット賞
10月13日・東京 54.0Kg8回戦

坂本 英生(フジタ)[TKO5R3'00'']椎野大輝(三迫)
次点
10月15日・東京 スーパーバンタム級8回戦
戸井 健太
(三迫)[TKO2R0'50'']瀬藤 幹人(協栄)
ノミネート
5月22日・京都  120ポンド8回戦
大森 将平(ウォズ)[KO4R1'35"]クリスチャン・エスキベル(メキシコ)
4月9日・東京
ライト級6回戦
塚田 祐介(鉄拳8)[判定3-0]斉藤 正樹(TEAM 10COUNT)
3月3日・東京 
女子スーパーフライ級6回戦

カイ・ジョンソン(竹原&畑山)[KO2R1'14]小澤遥生(フュチュール)


大ベテラン記者が「試合途中、もしかしたら番狂わせが起きるかもしれない、と、一番わくわくした試合だった」と語った、坂本vs椎野。前OPBFバンタム級チャンピオン椎野の再起2戦目の相手として、九州から呼ばれたのが、坂本でした。この年、2年ぶりにカムバックしその復帰2戦目。2009年全日本新人王決定戦以来の後楽園ホールのリングに立った坂本は、懐深く構えながらも自ら仕掛けます。脚を止めて強打を狙う椎野との相打ちで3回にダウンを喫した坂本は、4回、打って出ました。コツコツとヒットを挙げ、迎えた5回。右のダブルでダウンを奪い、詰め切りました。「オファーがあった時、一瞬躊躇したけれど、地方の選手がこういうチャンスをものにできて、よかった

です」。はるばる赴いた聖地で、しっかりと実力を発揮してみせた、あっぱれな勝利でした。



最優秀ジム賞
大橋ジム







次点
角海老宝石ジム
ノミネート
ワタナベジム
帝拳ジム
石川ジム立川


井上兄弟に八重樫、松本亮…トップレベルの選手育成、そしてプロモーターとして提供した好カードの数でも、大橋ジムの「勝利」は文句のつけようがありません。現役世界王者3人を擁するワタナベジムを抑えて次点に入ったのは、角海老ジム。日本王者5名(藤本京太郎、高山樹延、岡田博樹、加藤善孝、小國以載)をつくる堅実な選手育成力が評価されました。



最優秀トレーナー賞
佐藤直樹
(角海老宝石)







次点
井上真吾
(大橋)
石原雄太(ワタナベ)
ノミネート
内田洋二(山上)
高橋智明(ワタナベ)


決選投票の末、僅差で佐藤トレーナーが選ばれました。角海老宝石ジムの5名の日本王者のうち高山、岡田、加藤の3名を導く手腕を評価。セコンドとしての戦略指示も的確です。井上トレーナーは昨年選出していて、「2度目」は次男拓真をチャンピオンに育て上げた時、もしくは別の選手を育て上げた時に再考すべき、という意見が出ました。








<photo by Hiroaki Yamaguchi 山口裕朗
ボクシング専門情報サイト『BOXING-ZINE』


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 1月23日、東京・後楽園ホールで2014年度のプロ・アマ年間優秀選手表彰式が行われました。

各賞受賞者は下記のとおりです。(敬称略)特別賞。ボクシング殿堂入りを果たした元WBA世界フライ級チャンピオンの故・大場政夫さん、元WBA世界ジュニアフライ級チャンピオンの具志堅用高さんに、特別功労賞が贈られました。 また、元WBA世界スーパーフライ級チャンピオン・名城信男さん、元WBA世界スーパーバンタム級チャンピオン・李冽理さんに

 前回までのホテル開催から、後楽園ホールで一般に公開されることになった年間表彰式。初めての試みで手探りの面もあったでしょうが、進行・実施形態に改善の余地はありそうです。会場内で選手と触れ合う機会がなく、閉会後、後楽園ホール下で寒い中“出待ち”をしていた熱心なファンの気持ちを、もっと大切にする形での実施を模索すべきだと感じます。そんな中、世界チャンピオンになりたての田口良一が“出待ち”のファンに囲まれ、サイン色紙に書く宛名を「漢字はどう書きますか?」と聞き返していた場面は、なんとも微笑ましものでした。



<プロ男子>
最優秀選手賞・KO賞・JBCサポーターズクラブ賞

WBO世界スーパーフライ級チャンピオン 井上尚弥(大橋) 初受賞


JBCコミッショナー顕彰

WBC世界ライト級チャンピオン ホルヘ・リナレス(帝拳)


技能賞

WBC世界バンタム級チャンピオン 山中慎介(帝拳) 2年ぶり2回目の受賞


殊勲賞

IBF/WBO世界ミニマム級チャンピオン 高山勝成(仲里) 初受賞


敢闘賞

WBA世界スーパーフェザー級チャンピオン 内山高志(ワタナベ) 初受賞

前WBC世界フライ級チャンピオン 八重樫東(大橋) 2年連続3回目の受賞

前OPBF東洋太平洋フェザー級チャンピオン 天笠尚(山上) 初受賞


努力賞

WBA世界ライトフライ級チャンピオン 田口良一(ワタナベ) 初受賞

WBC世界ミドル級9位 村田諒太(帝拳)


新鋭賞

OPBF東洋太平洋ミニマム級チャンピオン 田中恒成(畑中)


年間最高試合賞

WBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ

オマール・ナルバエス(アルゼンチン)vs井上尚弥(大橋)

大橋プロモーション


OPBF東洋太平洋ミニマム級タイトルマッチ

原隆二(橋)vs田中恒成(畑中)

大橋プロモーション


<プロ女子>

最優秀選手賞

WBC女子世界アトム級チャンピオン 小関桃(青木)


年間最高試合賞

WBA女子世界スーパーフライ級タイトルマッチ

藤岡奈穂子(竹原&畑山) vs 川西友子(大阪帝拳)


<アマチュア>

優秀選手賞

川内将嗣(自衛隊体育学校)

和田まどか(芦屋大学)


技能賞

成松大介(自衛隊)

殊勲賞

林田翔太(駒澤大学)

敢闘賞

鈴木康弘(自衛隊)

努力賞

高橋 諒(拓殖大学)

田中亮明(駒澤大学)

新鋭賞

鈴木稔弘(駿台学園)





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