12.9 今日の後楽園ホール | ボクシング・ジーンのブログ

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日本スーパー・ライト級タイトルマッチ
12月9日(月)後楽園ホール 17時45分開始
主催:reason


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<メインイベント 日本スーパーライト級タイトルマッチ10回戦>
○小原佳太(三迫)チャンピオン
[TKO9R1'42'']
●蓮沼テツヤ(角海老宝石)日本2位

※小原が2度目の防衛に成功


日本王者小原が同級2位の挑戦者蓮沼を迎えて2度目の防衛戦。今日が35歳の誕生日という蓮沼が、積極的な立ち上がりを見せます。初回終了間際には挑戦者の右が軽く入りました。2回にも左フックを一瞬効かせてみせました。が、小原は冷静です。相手をよく見て左フック、逆ワンツーなどを合わせていきます。力量差から早い回での決着が予想されましたが、蓮沼は根性が座っていました。小原の右アッパー、ボディブローを軸とした攻撃に、蓮沼は耐え続け、ボディブローを返してチャンピオンを嫌がらせました。しかしやはり王者の攻撃力を上回ることはできず、7回、8回と小原の連打にさらされる時間が増えます。が、そんな中でもチャンスを見つけては攻めの姿勢をみせました。しかし奮闘もそこまで。小原の右ストレートを軸としたコンビネーションをことごとく浴びて、ロープ外に身体半分が吹っ飛ぶ痛烈ダウン。すでに溜まっていたダメージもあり、レフェリーがノーカウントで試合を止めました。小原は11戦10勝9KO1敗。蓮沼は15戦7勝3KO5敗3敗。


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<第7試合 S.フェザー級8回戦>
○伊藤雅雪(伴流)日本15位
[TKO2R0'59''  ]
●山田健太郎(全日本パブリック)


元上位ンランカー山田と転級で日本15位の伊藤の対決。1ラウンドはペース争いに終始し、フルラウンドの戦いになるかと思われましたが、2回、伊藤が相手の右の打ち終わりに鋭い右カウンター一撃を見舞って、ノックダウン。立ち上がれない山田をみて、レフェリーがノーカウントで試合を止めています。伊藤はいまだ無敗の14戦12勝5KO1分。山田は13戦8勝6KO4敗1分です。


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<第6試合 53.0kg8回戦>
○船井龍一(ワタナベ)日本スーパーフライ級7位
[TKO3R1'37'']
●大嶽正史(石橋)


好戦派・大嶽がいつものように前に出ようとしますが、船井のキレのあるジャブ、コンビネーションを被弾します。2回になると果敢に出る大嶽に船井の右アッパーもきれいに決まり、力の差はもはや明確。大嶽も粘りましたが、最後は右カウンターをクリーンヒットされてレフェリーストップとなりました。船井はこれで26戦20勝14KO6敗。大嶽は29戦14勝7KO12敗3分。


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<第5試合 S.フェザー級8回戦>
山元浩嗣(ワタナベ)○[負傷判定2-1 6R0'59'' ]●石川昇吾(新日本木村)

58-57 57-58 59-57

元ランカー同士のサバイバル戦。三連敗中の山元は、前戦から左構えに「手ごたえを感じて」今回もサウスポースタンスで戦います。そして実際、その左が石川の顔面をとらえていきました。山元はその左とクリンチワークで正統派の石川にペースを握らせず。先に右まぶたから出血がみられたのは山元の方でしたが、6回、こんどは石川の左目尻から激しく出血。この傷がひどく、続行不可能の裁定が下りました。偶然のバッティングによる傷とのことで6回を含む採点が読み上げられました。
57-58 58-57 59-57の2-1。テクニカルデシジョンタイムは6R0'59'' 山元は27戦16勝2KO9敗2分。石川は15戦10勝3KO5敗。


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<第4試合 フライ級6回戦>
佐藤拓茂(石神井スポーツ)○[TKO5R2'30'']●岡田拓真(古口)


デビュー4連勝から一ドローを挟んで4連敗中だった佐藤が、中間距離を保ちながら手数を出していきました。2回終盤には右から左フックで岡田をノックダウン。3回序盤には連打をまとめて岡田をキャンバスに跪かせます。しかし2度のダウンを奪いながら、佐藤は強気な詰めをみせません。4回は挽回を図る岡田に反撃を許しました。しかし5回、佐藤が手数をまとめて踏みとどまります。佐藤がクリーンヒットを重ねたところでレフェリーが試合を止めました。1年4カ月ぶりの白星を飾った佐藤は、10戦5勝2KO4敗1分。岡田は12戦4勝2KO8敗。

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<第3試合 51.8kg6回戦>
住友将吾(RK蒲田)●[TKO4R終了]○金子達也(横浜光)


非力なファイター金子が積極的に手を出して、2回終了間際、右ストレートを住友の左目に打ち込みます。この被弾で左目下が腫れてきた住友は視界難の中、勝負をかけて打ち合いに持ち込みます。4回、大きなパンチを振るう住友に、金子の右フックがふさがった左目付近を何度もとらえます。そしてこのラウンド終了後、レフェリーが試合終了を告げました。
金子は初のTKO勝ち。17戦7勝1KO9敗1分。住友は10戦4勝3KO6敗となりました。


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<第2試合 62.0kg4回戦>
木田尚遥(ワタナベ)○[判定2-1]●石井健司(山上)

39-38×2 38-39


勝ちはすべてKO勝ちという強打者同士の対決は、最初から最後まで激しいパンチの交換に。近距離から中間距離での一進一退の打撃戦は、僅差2-1で木田に軍配が上がりました。木田は3戦3勝2KO、石井は6戦3勝3KO3敗。


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<第1試合 フライ級4回戦>
番場浩太朗(横浜さくら)○[TKO2R2'25'']●久原成二(石橋)
これがデビュー戦の番場は、バックステップを踏みながら多彩な左右を的確にヒット。最後は蓮打をことごとくヒットさせてレフェリーストップを呼び込みました。






<photo by  Hiroaki Yamaguchi 山口裕朗
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