ビブリア古書堂シリーズを読んでからか
古本屋に出かけることが多くなったBOW-TMです。
もっとも自分の収集歴は古本屋から始まったと言っても
過言ではないので、今に始まったことではなく
最近行ってなかったって言う事だけですが…。
私は年代かもしれませんが、昔から手塚治虫が大好きでした。
最近また引っ張り出してきて読んでいたのがこの作品。
タイガーブックス
と言っても一つの物語ではなく短編集です。
このタイガーブックスには少年ジャンプに発表した短編が多く
収録されています。
特に7巻に収録されているジャンプ愛読者賞ように描いた短編
「四谷快談」が大好きなんです。
「怪談」ではなく「快談」である所が手塚流のユーモアがあります。
主人公は戦災孤児の平公少年
その少年が助けた一匹のヘビ、そのヘビがある日女性の亡霊として
平公少年の前に現れ物語が進んでいきます。
最後はハッピーエンドではないにしろとても快い終わりかたで
快談とした理由もうなづけます。
物語進行役として手塚治虫本人が登場します、これは
手塚漫画によくあることです。
今このような作品をかける漫画家が何人いるのでしょうか?
ぜひ今の子どもたちにも読んでもらいたいものです。
うちの息子にも勧めていますが、やはり絵に抵抗がある
みたいです。
私は小学校の頃この物語を読んで手塚治虫の描く女性に
すごく魅かれました。
それは今も同じです。
手塚治虫の描く女性の線はまさに神!