荒山さんはイタリアに渡って6年、フィレンツェ郊外の町にある工房で働き始めて4年になります。
オーナーのFabio、Fabioのお父さんでマエストロ・Vascoはもちろん、イタリア人職人さん。
お二人ともとても馴染んでいる感じです。
寡黙に作業を進める姿は私のイメージする職人さんそのもの
工房にお邪魔して、お仕事の様子を見せていただきましたが、沢山の工程を経て作られていく過程は素人の私でも見ていて厭きません。
それにしても職人さんは皆さん、立ったままで仕事をしているではありませんか・・・さぞや疲れるのだろうなぁと思い、荒山さんに質問をすると、荒山さんは一日中立ち仕事をしていても疲れないと言いました。
「仕事が楽しくて、時間があっという間に経ってしまうんですよ」と。
お仕事が楽しくて、時間を忘れる・・・何て、素敵なことなんでしょう
手仕事の魅力はやった人にしか分からないことなのかも知れません。
そして、自分に合ったお仕事に就かれ、黙々とお仕事をされている荒山さんの瞳は少年のようで、人間的にもとっても魅力的な方でした
写真はマエストロのヴァスコさんと荒山さん