先日、FPのSG(Study Group)でさわかみファンド の澤上さんを招いての
講演会が開かれたので、参加してきました。
さわかみファンドは99年8月に設定され
設定来の複利年率が9.2%であり
設定時にこのファンドに投資した人は8年弱で倍になったという
素晴らしいファンドです。
講演はFPからの質問に澤上さんが答えるという形で進められ、
その質問の一つに
「さわかみファンドは現在2600億円の運用資産がありますが
いくらぐらいまでなら効率的な運用が出来ると思いますか?」
という質問に対して澤上さんは
「私はアメリカのICAファンドの残高である10兆円までは
大丈夫でありそこを目指したい」
目が点になりました。10兆円!って。
実際の澤上さんの考える運用方法については割愛しますが
私がすごいと思ったのは「10兆円」という途方もない数字を
言ってのける澤上さんの姿勢です。
インテルの創業者であるアンディ・グローブ氏の言う
「パラノイア(偏執狂)だけが生き残れる」という言葉を思い出させます。
パラノイアとは一つのことに異常な執着を持ち
常軌を逸した行動をする人という意味ですが
まさに澤上さんのことだと思い
この人ならやりそうだなと感じると
澤上さんに負けてはならないと私のDNAも疼き始めます。
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ちなみにICAファンドはアメリカのキャピタルという運用会社が1934年から
運用をしているファンドで、年率12.8%の実績を残し今も運用されています。
1934年に1万円を投資し、分配金をすべて再投資すると
6650万円になっています。
その間の物価上率は年率3.8%なので
1934年に1万円で買えたものが15万2千円に値上がりしていることになるが
ICAファンドの年率12.8%や
米国株式市場の平均年率リターン11.3%を手にしていれば
物価上昇など別にどうってことない。
(さわかみファンド月次報告書より引用)
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続きは次回に。