いずれコンピュータしか市場参加者がいない時代が来るのか・・・? | リーマントレーダーの株式投資千夜一夜

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サラリーマンの勤務中サボリトレードで夢はアーリーリタイヤメント!のはずが現在は起業し事業活動中、めんどうくさいのでタイトルは変えていません。FXやCFD、不動産投資についても書いていきます。

コンピュータの相場への介入は今後更なる進化を遂げることは間違いないでしょう。数十年後の相場ではコンピュータのみが売買を行う代理戦場になっているのかもしれません。


コンピュータの特性は売買プログラムを感情無く振りかざすこともそうですが、もっとも特徴的なのは計算力の早さです。売買プログラムは人間が作るものであり、人間によって破られることがあるのかもしれませんが、計算力は人間で勝つのは不可能です。


すでにヘッジファンドの中には、現行の市場で錬金術を完成させたものもあることでしょう。現先裁定はある種の錬金術でしょうが、それを逆手に取った東京市場構造を利用した先物ショート手口も錬金術に近いものがあるんじゃないかと思っています。ボックス相場の中では相場は「ゼロサムゲーム」になりますから、弱者は錬金術師に資産を提供することとなります。


しかし、錬金術も時代(相場参加者の推移、意思決定内容の変化)によって徐々に通じなくなり、すたれ、そして新たな錬金術が生まれていくのでしょう。


一方で個人投資家の間でシステムトレードが注目されています。私は株式市場においてこれが通用する気がしません。ネットを見ていると結構な運用成績の人もいてビックリすることもありますが、基本的には裁量アナログトレーダーを通したいと考えています。我々はシステムトレードでテクニカルは追えても、リスク管理・資金管理とトレードオフしながら銘柄を追い回すことを行うためには金が無さすぎると考えるからです。


システムトレード人口が増え、コンピュータ売買が多数を占めるようになると市場はどうなるのでしょうか。おそらく一方的な上昇や、ある日突然の売り気配など上下に振れやすい相場や、テクニカル的なポイントで売買が集中するなど極端なチャートが増えてくることでしょう。個人投資家までもがコンピュータを使ってくるとなれば、それを逆利用した大口の新手のストップ狩りなんかもあるかもしれません。なんか、無機質で楽しくない相場になりそうですね。


さて、今週のスタンスですが、クロス円はディールスコープを見てもそれほど円ショートに偏っていないこと、前回ナイアガラが酷すぎたこと、最近は人民元動向も円に派手なインパクトを与えないことから、強烈ナイアガラとはならないと踏んでおり、ちょろちょろと戻り売りスタンス。為替よりどちらかといえばシティバンク等の不振決算が出てきたDJIAの方が主導しそうな感じ。自家発電のできない日本市場はどうなのか微妙ですが、買うにも売るにも何ともいえないところで様子見といったところでしょうか。個人的には早くも年末着地点探しという気分になってきました。

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