国に依存しない人生を作る(1) | 香港IFA玉利の海外投資夜話

国に依存しない人生を作る(1)

ある日、
お釈迦様が極楽の蓮の池を覗くと
その下にある地獄が見えた。

地獄で苦しむ罪人の中に
カンダタという男の姿があった。

カンダタは生前幾多の罪を犯して
地獄に落ちたが以前に一度、
小さな蜘蛛を助けたことがあった。

それを思い出したお釈迦様は
カンダタを地獄から出してあげようと
蓮の池に細い蜘蛛の糸を垂らした。

カンダタは天から
降りてきた蜘蛛の糸を見て、

”この糸を登りきれば極楽へ行くことができる”

と、それ掴んで必死に昇り始めた。


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極楽までの距離は長い。

途中で止まって休んだカンダタが
ふと地獄を見下ろすと他の罪人たちも
その糸を伝ってどんどん昇って来ていた。

このままでは
重みで糸が切れてしまう、
と思ったカンダタは下の罪人たちに向かって

「この糸は俺が見つけたんだ。下りろ!」

と叫んだ。

すると突然、
蜘蛛の糸はカンダタの
掴んでいる位置の少し上で切れ、
皆真っ逆さまに地獄へと落ちていった。

2015年年間を通して
日本人の出生数は100.8万人。

日本人の出生数のピークは
1940年代の後半でその頃は
1年に250万人以上の新生児が生まれていた。

現在新たに生まれる
日本人の数はその頃の
半分以下ということになる。

2015年時点での
日本人の平均寿命は男性で81歳、女性で87歳。

日本は世界でも
トップクラスの長寿国である。

その日本も1950年の平均寿命は
男性で50歳、女性で53歳だった。

つまり日本人は
この65年で30年以上も
長生きするようになったのである。

出生数が減って
生きている人の寿命が延び続ければ
人口の全体の中で年齢の高い人の割合が増えてくる。

少子高齢化である。

少子高齢化は
国家を支える若い力が
だんだんと失われていくことを意味するので
将来への大きな不安要素だ。

だが少子高齢化には
さらに少子高齢化を
加速させる要素がある。


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