スイスのプライベートバンク「ジュリアスベア(Julius Bear)」(1) | 香港IFA玉利の海外投資夜話

スイスのプライベートバンク「ジュリアスベア(Julius Bear)」(1)

プライベートバンク。

漫画「ゴルゴ13」の主人公である
デューク東郷が依頼を受けたときにいつも口にする、

「報酬はスイス銀行の口座に振り込んでくれ」

という言葉から
連想されるように非常に秘密性が高く、
資産を安全な場所に置いておきたい
富裕層や社会の表に出せないお金を持っている人が
利用している銀行というイメージがあるのではないか。

プライベートバンクと似た言葉に
プライベートバンキングというのがあるが、
これは本来のプライベートバンクとは違うものである。

前述のように
プライベートバンクでもっとも
有名なのはスイスのそれであるが、
実際スイスには多くのプライベートバンクがある。

ヨーロッパは
歴史的に階級社会であり、
貴族に富が集中していたので
その財産を管理する事業は早くから確立していた。



その中でも
スイスは永世中立国であり、
ヨーロッパの他の地域の戦乱には
徹底して不介入の立場を採っていたので、
資産の置き場所としての安全性から
いつしかヨーロッパ中の富裕層から
資産管理を委託されるようになったのである。

プライベートバンクの
口座を開設するためには
通常USD100万(約1億2,000万円)程度の
資産が必要だと言われ、
その具体的な業務は以下のようなものである。

1.一任勘定を使った資産運用業務
2.投資、保険のアドバイス
3.投資信託の組成・販売
4.信託業務(遺言信託・執行)
5.通常の銀行業務(ローン、クレジットカード等)
6.証券売買
7.為替・資金の売買
8.カストディ業務 (*)
9.税務面を切り口としたコンサルティング

*カストディ業務:有価証券の保管に関する業務

(出典:三井住友銀行 WEB BANKING COLLEGE)

これだけでも
日本人が通常抱いている
預金・融資を扱う銀行の概念を超えて、
資産運用と資産継承にまでをカバーする
包括的な財産管理をおこなう
総合金融サービスであることがわかる。

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