香港金融免許保有者向けセミナー | 香港IFA玉利の海外投資夜話

香港金融免許保有者向けセミナー

香港で
ファイナンシャルアドバイザー
(投資助言業)という業務をおこなうにあたり、
私はSFC(香港証券先物委員会)と
PIBA(香港保険業協会)という
金融・保険業務を監督している機関の
ライセンスを保有している。

これらの免許を持っていれば、
仲介者として契約書に署名をしたり、
顧客に代わって運用を担当することが可能だ。

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ところが、
毎年これらの登録を更新して
ライセンスを維持するためには、
1年間に一定時間のセミナーを
受講しなければならない。

SFCやPIBAではいろいろな
セミナーのプログラムを準備しており、
我々は自分の都合に合わせてそれを
申し込んで受講する。

セミナーは受講時間1時間につき、

SFCでは「CPT Hour」

PIBAでは「CPD Hour」

という単位が付いてくる。

私の場合は、

1月から12月までの間に「5CPT Hour」
7月から翌年の6月までの間に「10CPD Hour」

を満たさなければならない。

つまり
SFCのセミナーは年間5時間、
PIBAセミナーは年間10時間
を受講しなければならないのだ。

セミナーのプログラムには、

「リスク管理について」とか、
「ヘッジファンドについて」とか、
「香港金融当局の監督手順」など
いろいろなものがあって、

それを受講するのに一回あたり
HKD300などの受講費用もかかる。

で、内容はというと、
あくまでも個人的意見ではあるが、
それほど実務の役に立つものでもない。

ぶっちゃけて言えば免許を
保持するために仕方なく規定時間を
こなしているという具合である。

それでも受講者の
姿勢をあまり気にしない
講師がおこなうセミナーであれば
パソコンを持ち込んで内職をしたり、
少々居眠りをして普段の仕事の
疲れを癒したりすることはできる。

やっかいなのは
受講者に絡んでくる講師。

「これについて君はどう思う?」

と抗議の途中でおもむろに振ってくる
ような講師に当たるとそれも叶わず、
ある程度気を張っていなければならない。

ちなみに講義の言語は英語が広東語。

英語ならば
真剣に聴いていれば理解できるが、
広東語の講義はほとんどわからない。

それでも6月末や12月末には、
時間がたりなくなってやむなく
広東語の講義をとることもある。

なかなか悩みの深いものである。。

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