ブラックレイン(黒雨) | 香港IFA玉利の海外投資夜話

ブラックレイン(黒雨)

5月22日午前5時過ぎ。

突然鳴った電話に飛び起きる。

「ブラックレインが
発令されましたけどどうしましょうか?」

サポートスタッフの画伯の声。

「ええっ!?」

確かに床に付く前、
天気は荒れ模様だったが
ブラックレインとは。。

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香港では嵐になると
風雨の強度を示す
シグナル(風球)という
警報を常時テレビなどで流し、
それが一定レベルの達すると
会社も学校も自動的に休みになる。

風雨の強度は以下の通り。

シグナル1:台風が800Km圏内に近づいたら発令
シグナル3:風速41~46Km/時
シグナル8:風速63~117Km/時
シグナル9:風速118Km/時以上の暴風雨
シグナル10:風速118Km/時以上の超暴風雨

シグナル8以上を
黒雨(Black Rain)と言って、
このレベル以上に達すると休業なのだ。

しかしこんな時に。。

今日は朝から3人、午後から3人の
口座開設サポートが入っているのだ。

シグナル8の警報が
解除されなければ銀行が開かない。

HSBC香港の就業規則によると
出勤時間にシグナル8が発令された場合、
警報が解除されてから2時間後が開店時間となる。

つまり午前9時に解除されれば
午前11時の開店となるのだ。

しかし午前11時までに警報が解除されず、
午後1時までに開店ができなければその日は
完全休業となってしまう。

画伯には時間通りに銀行へ向かうように
指示して私自身も現場へ赴く。

8:45AM。

顧客と画伯はすでに到着しているが、
警報が解除されておらず開店する気配はない。

一旦解散して電話で連絡を取り合うことにする。

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午前中に警報が解除されなければ
せっかく休みを取ってわざわざ香港へ
出かけてきた皆の目的がふいになってしまう。

緊張の時間は過ぎる。

10:00AM。

警報解除!

すぐさま連絡を取り合い支店に戻る。

開店予定時間は11:45だが混み合うことが
予想されるので10:30から門の前で待機。

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開店後一番に入店。

13:00、午前中の3名サポート終了。

15:00からの3名も予定通り完了。

ふう。

香港での仕事にはこんなリスクもあるのだ。

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