今日も円安・株高傾向 | 香港IFA玉利の海外投資夜話

今日も円安・株高傾向

円安・株高が止まらない。

今回の上げトレンドの起点は
野田前首相が党首討論で衆議院の解散を
口にした11月中旬辺りだが、

その当日11月14日の終値は8,664.73円。

ちょうど6ヶ月後に当たる
本日5月13日日経平均株価終値は
先週末より174.67円高の14,782.21円。

値上がり幅は6,117.48円。
実に半年70%の値上がりということになる。

同じく11月14日の終値は80.24円。

東京市場円の終値は101.72円。

対ドルで21円、20%以上の下落である。

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今日も急激に
円安・株高が進んだのは
週末におこなわれたG7、
先進7カ国財務省中央銀行総裁会議で
日本の金融緩和・円安傾向に強い批判が
出なかったためだと言われている。

この急激な動きを受けて、
各業界の業績も明暗がはっきりと
分かれるようである。

輸出産業である、
自動車産業は大幅改善、
円高時に未曾有の収益悪化に苦しんでいた
家電業界も軒並み赤字から脱する公算が高い。

一方で燃料を輸入に頼っている
航空業界は収益が悪化、電力業界は大赤字。

次は日経平均15,000円超えを狙う展開。

今週はアメリカでの経済指標の発表が
多いのでこの動向を注視してみたい。

アメリカにとっては与し易い日本の
連立与党が国会のねじれ状態を解消する
7月の参院選まではあまりプレッシャーを
かけてこないとは思うが、

円安ドル高で国内の景気が強い悪影響を
受けているのならばその直後ぐらいから
トレンドに変化が出てくるかもしれない。

ヨーロッパではキプロスに続いて、
旧ユーゴのスロベニアが財政危機に陥っているようである。

大国ではないがまた欧州中央銀行の
支援が必要になるような事態になると、
最近の傾向である「有事の円買い」の可能性も否めない。

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