友人のネット書評家を「チラリズムの名手」と名づけたことがあります。
そうしたら、その手法を学んだ種本を教えてくれたんですけどね。
種本は複数冊教えていただいたんですね。
そこまで文章法を学んでいたのかと驚くような冊数でした。
もちろん、「チラリズム」だけじゃないですよ。
個性的な本だけではなくてベーシックなものもあると思います。
ってまだ1冊も手にしてないので、「思います」なんですね。
以前、真似をすることに対する抵抗感をとっても感じていたことについて
ちょっとこのブログにも書いたかな。
そして、今は、かたくなに真似をしないぞという気持ちでいるわけでは
もうないのですが、文章ってつくづく自分そのものだなぁと思います。
書く過程と考える過程は限りなく近い。
だから、少なくとも自分は教えてもらった種本で学んでも、
「チラリズムの名手」にはならないだろうなぁなんて思ったんです。
というのも、結局のところ私のやっていることは、ほぼ語り倒しです。
考えていることは書きながら整理していますから筒抜けに近い。
下書き草稿でやればいいのに、
それもブログやmixiでやっている方が調子が出るので、
結局公開しちゃう。
こっそり内緒でちょーっとだけ見せるって、どうやら性に合わないらしいのです。
テキスト上でも神秘的な女性になる
(リアルでは無口なので少しだけそう見えるらしい(笑)。)
・・・のはちょっとだけ憧れるのですが、どうやら無理なようです。
逆行きます。
過程をすべて書く人になる。
ということで、専門外なのに、『超訳ニーチェの言葉』の書評を書いてしまいました。
http://www.bk1.jp/review/0000483273
これは、すでに思想に詳しいと思われる方が書評を書いていらしたので、
私が行っていいのかと躊躇しましたが、
初心者には初心者にしか書けないものがある!
と勝手に思って書いてしまいました。
ちょっと自分的には新天地のような。
結構楽しかったです。
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