◆できる人は1週間を「168時間」で考えている―バランスよく時間を管理する技術

◇著 者 本間 正人
◇出版社 中経出版 [2004-10]
◇価 格 1,365円(税込)
◇ISBN 4806120898







--------目次------

はじめに
第1章:時間に使われるな。時間をうまく使おう
第2章:あなたの時間感覚を知っておこう!
第3章:24時間をいきいきさせるために
第4章:タイムデザイン・コーチング
第5章:キャリア・パターン別アドバイス
第6章:Life&Work Harmonyの人生を築くために
おわりに




◆本書のキーワードは、「ハーモニー」と「タイムデザイン」です。

タイトルには、「時間管理」というKeywordが入っていますが、時間という資源を使って、自分自身の人生をデザインしようというのが真のテーマになっています。

◆「あなたの1週間は?」
「1週間を7日間で捉えている方が多いのではないでしょうか?」というのが、著者からの最初の質問です。

そう、たとえば、週休二日で働いている方が、「あなたの1週間は?」と聞かれて、「月曜日から金曜日は会社(ビジネス)で、土日がプライベート」ってな感じで答えるパターンですね。(←これ、ちなみに、ボクです。)

実は、こんなところに、「タイムデザインのポイントとなる視点がある」のかと気づくのが、本書を読むメリットの一つかな。

◆「何かをやるにも、時間がなくて・・・」
1週間を月-金と土日って考えると、「何かをやるにしても、時間が足りなくって」って感じになりますよね。

「普段は、会社でみっちり働いて、土日は家族サービスでさ、自分のことなんかできやしない!」「そうだよなぁー」って会話、聞いたことありませんか?^^;

◆「1週間を7日ととらえるのではなく、168時間として考えてみる」
1週間を日単位にビジネスとプライベートで分けるのではなく、時間で分けて考えるとどうなるか。

0-24の時間軸を縦に、月から日を横軸にとり、自分の1週間の行動を書き込んでみる。
いろんなことが分かりますよ!(^^♪

1週間(168時間)に対して、「通勤時間がこんなに占めているんだなぁ」とか、「家族との会話が少ないなぁ」とかね。ボクは、この現状を知る作業を通して、いくつかの気づきを得ることができました。

本書では、この気づきを得るための、ちょっとした質問(なんといっても、著者は現役のコーチですから)も用意されています。
本間正人さんのHP[ http://www.homma.com/ ]

◆本書は、気づく、そして考える、その結果をまとめる、そんな構成になっています。
振り返ると、第2章がボク的には、いちばん役立ったかな。

そのほかにも、自分の1週間=168時間を美しくデザインするという発想に立つための[タイムデザインの6つの原則](第1章)なんてのも紹介されているので、参考にできる点も多いですけどね。(^^♪

◆プライベートでコーチを経験したことはもちろん、そうでない方にも、自分の視点をふっと変化させてくれる本書は、非常に役立つのではないかと感じました。

夏休みも、上期も、あと少し、自分自身を深く探ってみるには、ちょうどよい時期ではないかな。
本書によって、時間管理(行動管理)の新たな視点を身につけることができると思います。

ぜひ、ご一読してみてはいかがでしょうか?

by なるたろう


◆きょうご紹介した本は、本間 正人さんの【できる人は1週間を「168時間」で考えている―バランスよく時間を管理する技術 】でした。
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