◆川本裕子の時間管理革命

◇著 者 川本 裕子
◇出版社 東洋経済新報社 [2005-07-29]
◇価 格 1,260円(税込)
◇ISBN 4492042385







--------目次------

第1章 問題は「出口」から考える
第2章 時間管理は「総量管理」から
第3章 スケジュールづくりの心得
第4章 仕事、休み、遊び ─ 人生をよく生きるためのアイデア




◆世の中には、スーパーマン(ウーマン)は、数多くいるものだということを、まずもって思い知らされる。

◇著者の川本さんの経歴
82年東京大学文学部を卒業。その後、オックスフォード大学大学院経済学修士課程を修了し、旧東京銀行を経てマッキンゼーに。
現在は、マッキンゼーの役員、+大学院教授、+母、+妻、+道路公団民営化推進委、+金融問題タスクフォースのメンバーの役割をこなす。

いかがですか?ホント、スーパーウーマンでしょ?!
よくもこれだけの役割を、同じ24時間という持ち時間でこなせるなぁと感心してしまいます。

・・・って、感心するだけなら、わざわざ本を読んだ甲斐もないので、「川本さんにできるんだから、ボクだってできわけないじゃないか」と考えてみることにしました。

こんな場合は、川本さんが実践していて、ボクがやってないこと、つまり「差」を探してみるのが基本ですよね。(^_-)-☆



<課題・問題=目標-現状>


◆あった、あったありました!知ってはいたけど実践できていないことが山ほどありました!!
やっぱり、実践するかしないかの「差」なんだなぁ。


◆さて、反省モードに入りかけてしまったので、本書で紹介されている川本流革命術をちょっとだけ。


◇この本で紹介されているいくつかの術のなかでも、特にポイントになるのは[出口から考える]思考法です。


出口から考える]思考法とは、1.目的をハッキリさせること。2.いつまでに何々をやる、と明確に期限と目標を設定し、その期間内にいかに効率的に仕事を進めるかを考える。というもの。

そのメリットは、目的、つまり「何を目指しているのか」「何を解決したいと定義づけるのか」を意識することで、出口にたどりつくための仮説を繰り返し現実にぶつけてみることができ、結果ポイントをはずさず、効率よく成果を得ることができるということ。


よくきく、「目的思考」とか、「仮説検証思考」とかの川本さん版。
さすが、マッキンゼーのコンサルタント!?


あっ、コンサルタントらしくといっても、よくいわれている言うだけのコンサルタントではないので、誤解のないように。川本さんの切り口は鋭く、それでいて納得感のある内容になってます。


◆単なる仕事の効率化を実現するための時間管理ではない、自分自身を生ききる、活かすための具体的なKnow-Howがぎっしりつまった良書です。

久々のお勧め印(じるし)の本書。
夏休みのこの時期に手にとってみてはいかがでしょうか?

by なるたろう

◆きょうご紹介した本は、川本裕子さんの【川本裕子の時間管理革命 】でした。
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