石田貞雄調教師が勇退 | 中川明美の南関あらうんど

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石田貞雄厩舎が先ほどの大井競馬第6レースで最後の出走を終えました。

「人も馬も無事に終えることができてホッとした」とひと言。

現在は1000勝達成まであと1つと迫った早田秀治騎手が所属していますが、これまで石田厩舎にはたくさんの所属ジョッキーがいました。
面倒見の良い人柄の賜物。

最後のレースを終えると、今は調教師となったかつての所属騎手や厩務員とそのファミリーたちが集まってきました。


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北海道新冠の馬産地出身で本家は石田牧場。
馬の世界に入ったのは獣医をしていた兄のお膳立てだったといいます。


「ここまで長くできる仕事に巡り会えたのは幸せなことだね。競馬が良い時代も経験し、言いたいことを言ってきたから悔いはない」と55年間の馬生活をふり返った石田師。
調教師会の副会長を10年つとめ、大井のご意見番でもありましたね。

33歳で騎手から調教師へと転向。
手がけたウメノローザは1991年のグランドチャンピオン2000を勝ち、母としてもJRAオークス馬ウメノファイバー出しています。
「気性が強くて、あの時も外枠発走を希望した。ただ追い込む脚はケタ違いだったね」と想い出は尽きません。


本当におつかれさまでした。